こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中のあなたは、
発達障害の特性を持っているもしくは、もしかしたら発達障害の特性を持っているかもしれない、
と思っているわが子が、
人のせいにしてしまうことが気になっていませんか?
親としては、子どもがまちがったことをしているとき、
「あなたがしていることはよくないよ」ということを子どもに伝えなければいけないという場面があると思います。
親として人としてどうしても譲れないこと、これだけはちゃんと言ってきかせないといけないと思っていること、
など、どうしても子どもにとってネガティブなことを伝えなければいけないときもあると思います。
そのようなときは、何も考えずに子どもに直接的に伝えてしまうと、
子どもから返って反発が来てしまうこともあると思います。
それは、発達障害の特性を持っている・持っていないに関わらず、
子どもが自分が傷つけられたと被害者になってしまい、
被害者である自分を守るために、つまり自己防衛のために、
反発しているのですね。
どうして傷ついたと感じてしまうのかというと、
子どもの自尊心が低いからなのです。
自尊心が低くなってしまうのは、
自分で自分のことを認めていなかったり好きではなかったりするため、
つまり自分に自信がないのです。
発達障害の特性があると、
学校などの場面でできなかったり、
まわりの子が当たり前にできているようにみえることが自分ではものすごくできるために苦労していたりすることも多いことがあり、
そのことで自分に自信がなくなってしまうのです。
ですから、
傷つきやすい子どもには特に、
伝え方を気をつけていくことが大切です。
子どもに「あなたがしてことは良くないということ」をどうしても伝えないといけないというときには、まずは頭ごなしに子どもに言うことはできるだけ控えるといいですね。
そして、
①人格と行動を分ける
②プラスの言葉で終わらせる
ということを意識してみてください。
①人格と行動を分ける
「あなた、ダメでしょ!」と頭ごなしに叱ってしまうと、
子どもによっては「私がダメなんだ」と思ってしまいます。
つまり、自分がした行為ではなく自分自身の人格を否定されたように感じてしまうのです。
ですから、必ず
ですから、行為と人格を分けるということが大切なんです。
例:「○○(名前)」と呼んで面と向かって話をします。
「あなたは思いやりがあって優しくてこういうところがいいところだね。
でも、今回やったこのことはよくないね」
というように、人格をほめて行動を分けて注意することが大切なのです。
②プラスの言葉で終わらせる
ダメなことを伝えたあとに、「でもあなたにはこんないいところがあるね」と必ずポジティブな言葉で終わらせることが大切です。
言葉は人格を形成していくものなので、
自己肯定感が下がりやすい発達障害の子どもを育てていくのに、
言葉を大切にしてあげてくださいね。
あなたの幸せになる子育てを応援しています。