こんにちは、発達障がい支援センターの水野幸子です。
発達障害のあなたは、エイプリルフールを楽しみましたか?
何もしませんでしたか?
エイプリルフールのことを忘れていましたか?
発達障害の特性の一つにこだわりがあります。
うそをついてはいけないということを、しっかり守ろうとこだわっているお子さんには、エイプリルフールは辛い1日になります。
では、どのようにこの1日を過ごせばいいのでしょうか。
・エイプリルフールでも、周囲の人はうそをつかない
・何日も前から、4月1日は冗談のうそをついてもいい日なんだよと知らせておく。この時に、友達からこういうウソをつかれるかもねと、例え話もしておくといいですね。
発達障害のお子さんの親御さんが、エイプエイルフールの話をしておいても、ウソをつかないことが正しいことなのに、なぜウソをついていい日があるのかと、発達障害のお子さんはわけがわからなくなるでしょう。
どうしてエイプリルフールという日が出来たのかを、発達障害のお子さんに分かりやすく話をしていきましょう。
話をしているときに
・エイプリルフールなんていらない
・うそはついてはいけないことだ
と、何度も何度も、発達障害の方が繰り返して言ってくるかもしれません。
その時は、
・うんそうだね
・うそはいけないよね
・エイプリルフールなんて、いらないって思っているんだね
と、その気持ちを受け止めて肯定していきましょう。
これを繰り返していると、説明が進まなくなってしまうので
・気持ちはわかったよ。〇分間はお話を聞いてくれるかな。
・言いたいたいことがあるだろうけど、黙って聞いて欲しいな。
・話をさせてほしいな。させてくれると嬉しいな。
と、何分間とか、この資料のここまでは、というように、明確な区切りをつけて聞いて欲しいことを伝えていきましょう。
発達障害のお子さんで、ウソをついてもいい日なんだ!と嬉しくなって色々なウソをつくお子さんもいるでしょう。
その時に、どのようなウソならいいのか。エイプリルフールだよと言ったときに笑って終わることができるのか。相手を怒らせるようなウソにならないのか。
これは、大人でも難しいですよね。
ですので、お友達につくウソは、事前にどんなウソをつくのか決めておくといいですね。
エイプリルフールのような、この日はこういうことをする日といった、イベントの日は、他にも沢山あります。
日本の行事だけではなく、世界のイベントも含めて、発達障害のお子さんと一緒に楽しめるといいですね。