こんにちは。発達障がい支援センター の 水野幸子です。
ちまたでは、ニューノーマルと言われていますが、どんなニューノーマルなのか手探り状態。
では、以前の生活に戻れるかと言えば、そんな雰囲気はなさそうです。
今は、こうしてみよう、ああしてみよう。と生活様式を探し求めて、常に変化をしています。
毎日変化していくことが、ニューノーマルになっていくのではと思ってしまうほどです。
発達障害には、変化を嫌う。という特徴があります。
それでも、生活していくにはその変化に対応していかなくてはなりません。
とても苦痛を感じますよね。
ストレスがたまりますよね。
苦痛、ストレス、不安、を感じているときに、少しでもリラックスしたいですよね。
リラックスできる状態を、自分で作れるといいと思いませんか?
そこで、今日は
ハッピーホルモン
のお話しです。
ハッピーホルモンとは神経伝達物資であるオキシトシンのことです。
脳内にオキシトシンが出てくると、
・幸せな気分になる
・ストレスが緩和する
・不安や恐怖心が減少する
といった、嬉しいことが起こります。
では、ハッピーホルモンを出す方法とは。
ハグをする
このご時世にハグをすることをすすめるのですか?と思ったあなた。
私もよくないですよね。と思っています。それでも、お叱りを受けるのを承知でご紹介です。
一緒に住んで、一緒に食事をしている家族の間なら、問題ないのではないか。と私は思っています。
あくまでの私の意見なので、あなたはあなたの考えを大切にしてくださいね。
子どもの頃、お母さんにギューッとしてもらえると、安心出来たと思います。
その安心感は、ハッピーホルモンの力があったからですね。
ハグすることで、お互いの信頼関係も深まっていきます。
じゃあ、誰とでもハグすればいいのかというと、それは違います。
お母さんがお子さんをハグするとき。そこには何があると思いますか?
お母さんがお子さんを、お子さんがお母さんを思う”大好き”という気持ちです。
なので、お互いが好き、と思っている相手とハグしてくださいね。
苦手、嫌いな人とハグするのは、ストレスになるので逆効果です。
発達障害がある場合、自分の大好き!が優先して、好きな人なら誰でもいいんだ、と思ってしまうかもしれません。
それは、違うんです。
お互いが、大好きな時にハグはできます。
特に今(コロナ対応のめどがつくまで)は、家族とだけのハグにしましょう。
発達障害がある場合、突然 行動を起こして、周りの人を驚かせることがあります。
そんなとき、
今から
「○○をします。」
「○○がやりたいです。」
「○○してもいいですか」
と、一言。確認が取れるようになっておくといいと思いませんか。
家族とハグするときに、「ハグしてもいいですか?」と確認をとるようにすると、練習にもなるのでいいですね。
お子さんが発達障害の親御さんは、ハグしていいのは、お母さんとお父さんだよというように、誰とならいいか教えてあげてくださいね。
ハグするときのポイントは3つ
1.ハグする長さ(時間)は?
1日7秒以上するといい。というCMが数年前にありました。
30秒がいいという説もあります。
私がハグとハッピーホルモンの関係性を初めて知ったTV番組では、5分間でした。
海外の挨拶のハグでは短いので、
・7秒以上で
・心地よい
と思える時間が大切ですね。
2.ハグの仕方は?
・ふれあう部分をできるだけ多くします。その方が安心感が増します。
・ギューッとされていると実感できる、ちょっと強めでハグしましょう。
・自然に呼吸ができる強さ。(強すぎると呼吸するのが辛くなります)
3.大切なことは
何よりも、その人のことが好き。お互いに好き。ということ。
1人暮らしのあなた。
家族と住んでいるけど、ハグはちょっと抵抗があるな。というあなた。
そんなあなたには、ぬいぐるみや抱き枕をハグすることをお勧めします。
この時も大切なポイントは、”好き”という気持ち。
好きなぬいぐるみ、好きな抱き枕をハグしてくださいね。
友達や家族と電話で話す時に、ぬいぐるみや抱き枕をハグして電話してください。
さみしい、不安、と思っていた気持ちが、安らいでいきます。
さらにハッピーホルモンが出やすくなりますよ。
好きなぬいぐるみや抱き枕もないよ、というあなた。
肌触りが好きな毛布、タオルなどがあると思います。
ギューッとハグするには小さくても、ゆっくり手の平でなでるように触ってください。
気持ちいい。と思いますよね。
ハッピーホルモンが出てきますよ。
ハッピーホルモンを出して、今日も楽しい1日をお過ごしください。
発達障がい支援センター 水野幸子でした。
2021年1月吉日
追記:関連ブログへはこちらから
・ハッピーホルモン ボディタッチ編