こんにちは、発達障がい支援センターの神谷今日子です。
あなたは、自分のできていないところばかり見てはいませんか?
あなたは、何かをやり始めても、途中で嫌になってしまうことはありませんか?
あなたは、加点法と減点法について知っていますか?
昨日は、明石心理カウンセラー、宮田心理カウンセラーと一緒に、『日本一の石段』というところに行ってきました。
ここは、日本一、石段の数が多いスポットで、3333段あります…!
明石心理カウンセラーや宮田心理カウンセラーは、普段からマラソンをしているため、ひょいひょいと登っていましたが…
私は、普段からウォーキングやランニングはしておらず、登りながらも、最後まで行けるんだろうか…と不安でした。
そんなときに思ったことが、発達障害の方にも参考になることだったので、今回はそれをブログに書きたいと思います。
加点法と減点法
発達障害のあなたは、加点法と減点法って聴いたことがありますか?
これは、物事に対する評価の仕方・見方なのですが、
加点法→どこができているか?に着目し、プラスをしていく方法(あるものを見ていく)
減点法→どこができていないか?に着目し、マイナスをしていく方法(ないものを見ていく)
なのです。
例えば、あなたのテストの点数が70点だったとします。
そのときに、『70点分できたところがあった!』と見るのが、加点法、
『30点分できなかった!』と見るのが、減点法です。
発達障害のあなたは、普段、どちらの方法で見ることが多いでしょうか?
実は、発達障害の自分が嫌い!・自己肯定感が持てないという方は、減点法で自分を見ていることが圧倒的に多いです。
私自身も発達障害当事者ですが、かつては、会話が苦手な自分や、ワーキングメモリ(作業をするときに記憶すること)が低い自分ばかり見て、マイナスの評価をしていました。
また、学校教育でも(今は変わってきているかもしれませんが)、減点法で評価されることが多いため、減点法で見る癖がついている方も多くいらっしゃいます。
確かに、減点法は、商品の検査をするときなど、完璧に何かをしたいという時には役立ちます。
しかし、何かを始める時・続ける時には、減点法がブレーキになることが多々あるのです。
ここで、石段の話を再びしますね!
私も昨日は、3333段の石段を登っているときに、『あと○段もある…』と思うと、ネガティブになり、今すぐにでもやめたい…と思うようになりました。
しかし、『今、○段も登れたぞ!』と、加点法に変えてみたところ、一歩一歩、着実に段数を積み上げることができたのです。
このように、加点法で見ることで、着実に一歩一歩進んでいくことができるようになります。
発達障害のあなたは、減点法で自分を見て、苦しんではいませんか?
今日は、普段、自分をどのように見ているかな?と振り返ってみてくださいね。
加点法で見れるようになると、ここができているなら、こうしてみようかな?と得意を活かした工夫ができるようになっていきますよ。
では、今日は加点法と減点法についてお話しました。
私、神谷今日子は、今日は筋肉痛ですが(笑)達成感とともに、楽しみたいと思います。