発達障がい支援センター
真鍋良得(まなべりょうえ)です。
発達障害がある人の中には、思ったことをすぐ口に出してトラブルになる、相手を責めるようなことを言ってしまって相手を傷つけることがある、という方がいます。
自分では気づかないままに、相手のためを思い良かれと思って言っている言葉が知らないうちに相手を傷つけているということもあります。
発達障害がある人は、コミュニケーションの取り方が多くの人と異なっていたり、言葉の使い方が独特であることから、相手からすると攻撃されたと感じるような物の言い方を無意識にしていることもあります。
相手が怒ったり悲しんだ時に、自分は普通に話をしたのに相手がそんな態度を取るのはおかしいと考えて、相手に問題があると考えがちです。
そんな時、自分の伝え方、言葉の選択の仕方が相手にどんな印象を与えているのか考えてみましょう。
自分で自分の言葉が相手にどう伝わっているのかはわかりにくいのですが、自分が話している会話を録音して聞いてみるなどすれば、気づく点があるかもしれません。
「ありがとう」という感謝を伝えたり、否定的な言葉をさけてなるべく相手にやさしいことばをかけてあげることで自分の発する言葉の印象をやわらかくすることができます。
そして、相手の話を肯定し、受け入れることが大事です。
自分の伝える言葉が相手には理解しにくいものだったとしても、相手の話を肯定し共感しそのまま受け入れることで、自分の話を相手が理解してくれようとするようになります。