こんにちは。発達障がい支援センターの水野幸子です。
コロナ禍で自粛要請がされている中で、2回目のゴールデンウィークですね。
発達障害のあなたは、どのようにゴールデンウィークを過ごそうと考えていますか?
・思いっきり眠るぞ
・ただただボーとするぞ
・テレビやYouTubeをずっと観るぞ
と、考えていますか。
ゴールデンウィークですから、時間を気にすることなくゴロゴロしていたいですよね。
これは、発達障害とか定型発達とか関係なく、多くの方が思うことですね。
私も、目覚ましを掛けて起きることなく、自然に目が覚めるまで、眠っていたいと思います。
ところで、発達障害のあなたは、なぜ、ボーとして、眠くなったら眠り、観たいときにテレビやYouTubeを観て過ごしたい。と思っているのでしょうか?
ゴールデンウィークは、新年度になって1ヶ月が経った時にありますね。
あなたは、新年度の変化に慣れようと頑張ってきました。
その疲れが溜まってきているのではないですか?
疲れを取るためには、ゴールデンウィークは丁度よいタイミングにやってくるので嬉しいですね。
でも、ゴールデンウィークの過ごし方には気をつけて欲しいことがあります。
あまりにもゴロゴロ ゴロゴロと、布団やソファーと一体化してしまうように過ごしていると、ゴールデンウィーク明けに動くことが億劫になるからです。
よく、アスリートが練習を1日休むと、休む前の身体に戻すのに3日かかる。と言いますよね。
ちなみに私は、長期休み後の授業で、字が書けない。と思ったことがあります。
一体、何日シャーペンを持っていなかったのでしょうか・・・
発達障害のあなたには、私のように、長期休み明けに、やれていたことがやれなくなっている。という経験はありませんか?
そうですね、自転車に例えてみましょう。
平日が仕事や学校。土日祝日がお休みとしましょう。
自転車をスピードを出してこいでいる・・・・・・平日の過ごし方。
自転車をゆっくりこいでいる・・・土日の過ごし方。
自転車が止まって、倒れてしまった・・・ゴロゴロ ゴールデンウィークの過ごし方。
と、します。
平日にスピードを出して自転車をこぎ、疲れているので土日はゆっくりこいでいます。
なので、土日の翌日、月曜日はすぐにスピードを出すことができます。
ゴロゴロ ゴールデンウィークを過ごしてから、自転車に乗りに行くと、どうでしょうか。
普段の月曜日と同じようにすぐにスピードを出すことができますか?
1.倒れているのを見てびっくりし
2.自転車を起こす
3.ペダルに足を掛けて踏み込む(そうとうな力が必要です)
4.土日のゆっくりこぎにする
4つのことを経て、やっと、平日のスピードを出すことが出来るようになるのです。
これは、相当な労力が必要ですよね。
つまり、発達障害のあなたが、新年度の変化に慣れかけてきたときにゴールデンウィークに入ってゴロゴロ過ごしたために、また、一から変化に慣れていくことを始めなければならない。ということです。
そうですね。
積み木でお城を作り出す・・・4月1日新年度スタート
最後の1個を乗せれば完成!・・・ゴールデンウィーク前
というところで、
ペットに積み木を崩されて・・・ゴロゴロ過ごす ゴールデンウィーク
最初から作り直し・・・ゴールデンウィーク後
と言った方が、分かりやすいでしょうか?
最初からやり直しって嫌ですよね。
ここで、嫌だ、嫌だ、と思って生活していくと、五月病になりやすいです。
では、ゴールデンウィーク明けから、
・スピードを出して自転車に乗るために
・積み木のお城をすぐに完成させるために
は、どうしたらいいでしょうか。
それは、ゴールデンウィークも
規則正しく生活をして、身体を動かす
ことです。
え~!寝坊したいよ。と心の声が聞こえてきそうです。(私の心の声ですね・・・)
1,2時間なら寝坊してもいいと思います。ただ、昼夜逆転するような不規則な生活はやめましょう。
まずは起きて、歯磨き、洗顔はしましょう。
ゴールデンウィーク中に、やりたくてやれなかったことを目標にして、生活してみましょう。
・ラジオ体操をする
・散歩をする
・朝日、夕日を浴びてみる
・部屋の大掃除をする
・部屋を片付ける
・YouTubeを1本観た後に、その場駆け足を1分する
などなど、なんでもいいです。
身体を動かすことを意識して、ゴールデンウィークを過ごしてみて下さい。
そして、ゴールデンウィーク中の目標が達成できていれば、達成感を味わうことで、
できる!という自信にもつながります。
もし、目標が達成できなかったとしても、チャレンジしたことを誇りに思って下さい。
チャレンジした!とう自信につながります。
やりたかったことができる。
自信につながる。
これで、五月病とは無関係ですね。
発達障害のあなたが、あなたらしく楽しいゴールデンウィークを過ごして下さいね。
発達障がい障がい支援センター 水野幸子でした。