発達障がい支援センターの宮田武志です。
題名のとおり、他人は自分の心をうつす鑑です。
自分が思ってること・感じていることはほぼ自分の表情や態度に表れます。
たとえそれが無意識の思いや感覚であっても表れてしまいます。
そんな時は自分のその思いや感覚は自分でほぼ気付くことが出来ません。
では、どうしたら無意識の思いや感覚に気付くことができるのでしょうか。
それは題名のとおり、他人を・相手を見るのです。
他人は自分の心をうつす鑑だからです。
自分が何かを話してる時、自分自身で「この話はつまらないだろうなぁ」「眠いだろうなぁ」と思っていれば、同じように思っている他人の表情や態度が(だけが)目にうつるのです。
たとえ同じ話を聴いていても、思い方や感じ方は聴いてる人の数だけあるのです。
つまり無数にあるのです。
であるにも関わらず、人は特定の思いや感覚に苛まれてしまいがちです。
それは何故か。
自分の意識的又は無意識的な思いや感覚に同調している他人の表情や態度だけを自分自身で明確に浮かび上がらせるからです。
だから、無数にあるはずの人の思いや感覚の中から特定のものだけが目にうつるのです。
わざわざ自分が感じていることと同じことを感じている他人を見つけだすのです。
ゆえに他人は自分の心をうつす鑑なのです。
まずはこのことに気付きましょう。
自分のことに気付きましょう。
自分のことが分からない時は他人を・相手を見てみましょう。
自分が思っていることと同じように思っていそうな他人が・相手が浮かび上がってきますから。
このことに気付くと、自分との関係、他人との関係、つまり人間関係をスムーズに進めていきやすくなりますよ。
これからはもう少し他人との・相手との関わりを楽しんでみましょう。
さて何が見えるのでしょうか?
楽しみですね。
それではまた会いましょう。