こんにちは!発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
・あなたは、子どもが親である私の話に聞く耳を持ってくれないとお困りではありませんか?
・あなたは、子どもにどうせ言っても無駄だと分かっているのに、ついつい怒って話してしまったり、
いやみのようなことを言ってしまうのを、やめられないと思い込んでいませんか?
・あなたは、子どもに何を言ってもむだだとあきらめていませんか?
以上のことは私も過去に悩んでいたことがあります。
ただ、子どもに対するあることをやめたことによって、
自然と子どもとの関係がよくなっていったきっかけになったあということがあったので、
上記のことで困っている親のあなたはぜひ、このまま読み進めていっていただけたらと思います。
さて、子どもが話を聞いてくれない!と一口に言っても、
・子どもに話自体が聞こえていないとき
・聞こえてはいても他のことに集中しているなどして、入ってきた言葉が頭の中残らない場合
は、まず、親自身や話をはじめるということ自体に注目させるところからはじめる必要がありますので、
こちらの私が過去に書いた記事も参考にしていただけたらと思います。
今回は
子どもが、親のあなたの話を聞きたくないと拒絶している場合
のお話です。
子どもと話ができなくなることは、親としては辛く感じてしまいませんか?
そして、結論から言うと、まず『小言』など、子どもが言われていやだなと思っていることを言うのをやめましょう。
子どもが言われていやだな、と思う言葉は、
子どもを傷つける言葉になるのです。
やめるだけです。
簡単にできそうではありませんか?
本心なんだから言ってもいいのではないか?
と思いますか?
簡単にできる人とできない人がいるのかもしれません。
言うのを簡単にやめられる言葉と、やめられない言葉があるのかもしれません。
そんな時には、
まず、言葉の棚卸をしてみましょう。
・どんな時に子どもが話を聞いてくれないのか?
・その時は子どもにどんな言葉をかけているか?
をチェックしてみましょう。
たとえば、
親のあなたのかけた言葉で子どもの表情が曇ったり、怒ってしまったりして、
しまいには部屋を出て行ってしまったり・・・!
そんな言葉をかけてしまっているときはありませんか?
表情や態度を見れば、子どもがどんな気持ちになったのか想像がつくのではないでしょうか?
親としては、
・正しいことを教えなくてはいけない
・できるようにさせないといけない
・注意することは親の義務だ
などと考えて、『言わなくてはいけないこと』
と思って言っているということはありませんか?
他にも、
・自分がそのように言われて育てられてきた
・他に言うべき言葉が見つからないから
・深く考えたことはなかった
などの理由で言っているのかもしれません。
でも、よく考えてみてください。
今その子供を傷つける言葉をかけ続けることによって、
どんな未来が待っているのでしょうか?
その言葉をかけられて、子どもは幸せを感じて生きていけるのでしょうか?
子どもを傷つける言葉によって、
子どもは自尊心を傷つけたり
自分はできないと思うようになって自信を失ったり、
することもあるのです。
子どもが親の話を聞かないということは、態度にも表れてきますよね。
親のあなたは、本当はこんな言い方したくないのに、つい言ってしまう言葉がある
子供のやる気を削いでしまう言葉を言ってしまっている
兄弟を比べる言葉をいってしまっている
といったことはありませんか?
こんなときは、子どもはあなたにはなんでも話せると思っているでしょうか?
子どもが、
「親なんてどうせ、僕の(私の)話なんて聞いてくれないんだ」
と心を閉ざしてはいないでしょうか?
子どもが話をしてくれるということは、
親のあなたのことを、どんなことをしても受け入れてくれる存在だと認めてくれているというところなのです。
親のあなたを信頼してくれているからなのです。
子どもを一人の人間として尊重しているでしょうか?
でも、やっぱり子どもがやっていることはよくないから注意するのは親の義務でしょう!
と思うでしょうか?
では、あなた自身が、今子どもに言っていることを言われたとしたらどうでしょうか?
おそらく、言われたくないな、と思ってしまう方が多いのではないでしょうか?
もちろん、これをしたら危険なことや命に関わるということは、注意しなければなりません。
でも、命にかかわること・法律を犯すことでなければ、
言わなくていい『小言』などを子どもに言うのは控えてみましょう。
それだけで変わってくることが必ずあります。
発達障害があると、
言われたことに大きく影響を受けてしまうこともあります。
言葉は大事です。
かける言葉は自我を作っていきます。
もちろん自分で使う言葉もそうです。
そして、それは人格にも影響していきます。
かける言葉によって、お子さんに人生は大きく変わっていきます。
愛のある言葉を使っていきましょうね。