こんにちは。
人間関係の、【すれちがい】。
誰しも、経験したことがあるのではないでしょうか。
それは、些細なことなのか、それとも深刻なことなのか。
内容も、10人いれば10通りのエピソードがあるかと思います。
今日はそんな、人間関係の【すれちがい】のはなしを書きたいと思います。
私は、ある方、Aさんと、もともとは良い人間関係を築いていました。
私とAさんは、ちゃんと会話をしたことは1度しかありませんでした。
しかし、初対面の場ではありましたが、
私は心を開いて話をし、
Aさんは私の話にじっくりと耳を傾けてくださいました。
「良い関係を築けたんじゃないかな」と私は思いましたし、
Aさんもそのようなことを言ってくださいました。
残念なことにその後はご縁がなく、しばらくAさんとお会いすることはありませんでした。
数か月後、仕事の会議の場で、私はAさんを見かけました。
ですが、私はAさんから離れた席についていたこと、また気分が優れなかったこともあり、Aさんとお話しすることができませんでした。
そして、ちょうど2、3日前。
私はAさんに、仕事のことについて電話をする機会がありました。
その電話口で、はなしが一区切りついたところで、Aさんは次のように言われました。
「先日の会議とき、あなたにあいさつをしたんだけれど、返事を返してもらえなくて、少し悲しかったよ」
そうAさんから聞いて、私は驚きました。
その会議の日、Aさんから声をかけられた覚えが、私には無かったからです。
しかし、Aさんは確かに私に声をかけたようです。
私は、“とても失礼なことをした”と思い、慌ててあやまりました。
Aさんもすぐ、「そういうこともありますよね」と言ってくださり、電話は終わりました。
しかし私は、この文章を書いている今も、
“Aさんのあいさつを無視してしまったのは、気づかなかったとはいえ、良くなかったな”
と、少しばつの悪い気持ちをかかえています。
“仮に良い関係を築けていたとしても、ふとした【すれちがい】は起きてしまう”
それを学んだできごとでした。
人間関係の【すれちがい】。
無いにこしたことはないのですが、もし起きてしまったときは、
自分のできる範囲でフォローをし、
しかし落ちこみ過ぎないようにしたいものですね。
今日は、人間関係の【すれちがい】のはなしでした。
それでは。
一緒に今日を、心おだやかに過ごしましょう。
発達障がい支援センター 心理カウンセラー