発達障がい支援センター
小蔦美奈子（こつたみなこ）です。
発達障害のあなたは、
夏の風物詩といえば何を思い出しますか？
スイカ、かき氷、金魚、うちわ、冷やし中華
風鈴、朝顔、流しそうめん、花火…
目から感じる涼しさ
耳から感じる涼しさ
鼻から感じる涼しさ
身体で感じる涼しさ…
夏にしかできない経験がたくさんありますね。
昔から涼を得るために様々な工夫がされていたんですね。
近頃は、涼感タオルや肌着、シーツなどもありますし、
携帯の扇風機などもあるのですね。
発達障害のあなたも、
夏をあなたらしく楽しんで
乗り切ってくださいね。
発達障害のあなたは、
人間は１日に約２万回も呼吸をしていることを
ご存知ですか？
あなたが生まれた時から
呼吸をすることであなたの生命を、
あなたの身体が維持しているのです。
呼吸は普段無意識で行われていますが、
あなたの感情や思考を意識し、
呼吸を意識的に操ることで、
リラックスすることも
集中することもできるのです。
私は昨日の朝もベランダで
空の空気に身を包まれながら
呼吸することの素晴らしさを堪能しました。
呼吸を全身に行きわたる感覚を
感じると、生命の源が目覚めて
今日一日ベストを尽くそうと
私の心も身体もイキイキとしてくるのです。
ただ、そこに自分があるという実感…
呼吸をすることでモヤモヤした気持ちが
リセットされ、
過去の後悔や未来の不安に飲み込まれることもなく、
この呼吸をすることで自分が生きている心地よさを
感じる事ができるのです。
目を閉じて呼吸を堪能していると、
あぐらをかいた下半身がジワジワと
熱くなってくるのを感じました。
…太陽の日差しです！
時に太陽は植物や動物を
元気にする事ができますが、
時間の経過や環境とともにそれは、
本来の植物や動物の元気を奪うことにもなりうるのです。
かといって太陽を恨むことはしませんよね。
私は1人ひとり、
それぞれの太陽を持っていると思うのです。
時に人を元気にする太陽
時に人を悲しませる太陽
時に人を怒らせる太陽
時に人を黙らせる太陽
時に人を楽しませる太陽
時に人を怖がらせる太陽
その太陽は２４時間３６５日
輝き続けるのです。
眠っている時でさえ、
内なる生命をみなぎらせるために、
あなたの潜在意識の中で太陽が輝いているのです。
発達障害のあなたという太陽が
あなたを照らし続け、
時に元気を与え
時に雨を降らし、
時に風を吹きあらし、
夜の月からあなたを見守っているのです。
太陽を言い換えると
『観念』であるとも言えます。
『観念』とは、
あなたの持っている主観的な価値観、
マイルール、思い込み、レッテル貼りなどと言います。
この、『観念』を持てば持つほど苦しくなり、
あなたの自由が奪われ、
発達障害の二次障害であるうつ病を発症してしまうこともあります。
発達障害のあなたは
こうでなければいけない
これができないとダメだ
失敗してはいけない
自分さえ我慢すればいい
笑われてはダメだ
人に迷惑をかけてはならない
親や上司の言うことは絶対だ
家族に心配をかけてはならない
あの人に比べると自分は劣っている
収入が高いと幸せになれる
などと思っていないでしょうか？
発達障害のあなたの太陽は
１つしかありません。
その太陽はあなたにしか輝かせる事ができない
この世に１つしかないものなのです。
他者に合わせ過ぎてしまうと
生き辛さを感じてしまいます。
それは他者の太陽に照らされている自分が、
てっきり自分自身が輝いていると勘違いをしているのと同じです。
時に発達障害のあなたを悪く言う人もいるでしょう。
けれどもその人は、
自分自身の太陽の輝きを知らずに
他者の太陽の受け売りをしているのに過ぎないのです。
どんな太陽も空にある太陽のように
恨むことをしてはいけません。
それは発達障害のあなたの命という時間を無駄使いして、
自分らしさという太陽をますます
見失ってしまうことと同じなのですから。
他者の太陽をあれこれ考えるよりも
まずは発達障害のあなた自身が輝く事が出来れば、
それはあなたの人生の道しるべとなるのです。
発達障害のあなたの人生は、
あなたが呼吸することと同じように
自由なのですよ。