こんにちは。発達障がい支援センター 水野幸子です。
上の写真は、風が強かった日の翌朝に、私が散歩の途中に撮った写真です。
発達障害のあなたは、写真をみて、どんなことを感じましたか。
私は、風の力ってすごいな。木の皮も剥いでしまうんだ。自然ってすごいな。と、思っていました。
散歩の途中で、知人に会い、皮が剥がれている木を見たか聞きました。
知人は、見たよ。なんであんなことするんだろうね。ひどいよね。と言いました。
知人は、人がイタズラで木の皮を剥いだと思っていたのです。
私と知人は、同じ木を見ているのに、思ったことが違っていました。
そこで、他にどんな見方があるのか考えてみました。
私は、木の専門家があえて剥がした、という見方もあるのかな、と思いました。
結局の所、どうして木の皮が剥がれているのかは、本当のことは分かりません。
分かったことは、同じ木を見ているのに、人によってとらえ方が違うということです。
発達障害のあなたは、日々の生活の中で
・どうして私だけ嫌がられるのだろう。
・聞かれたから答えたのに、怒られたのだろう。
・みんなと同じようにしているのに、違うと言われるのだろう。
と感じて、苦しくなっていませんか。
この、苦しくなる原因は、なんだと思いますか。
それは、発達障害のあなたが、発達障害のあなたの周囲にいる人たちと、
同じでなければならない。
と、思っているからですね。
どうして、発達障害のあなたは、みんなと同じでなければならない。と思っているのでしょうか。
それは、保育園、小学校、中学校と、大勢の人と同じ時間を過ごしている時に、親御さんや先生など大人から教わってきたからですね。
私も、親御さんも先生も、発達障害のあなたの周囲の大人も、子どもの頃に、同じように育って来ました。
東京オリンピックの開会式、閉会式でスピーチが長く、会場にいた日本以外の選手達は座ったり、帰ったりしたそうです。立って最後までスピーチを聞いていたのは、日本の選手団だけだったそうです。
日本の習慣が、集団で行動をするときは、みんなと同じように行動することが良いとしているのですね。
勘違いしないでくださいね。日本の習慣がいけないと言っているわけではないのです。
発達障害のあなたが、みんなと同じように出来ないからと言って、発達障害のあなた自身のことを、責める必要はないですよ、ということをお伝えしたいのです。
十人十色という四字熟語は、1人1人が違って当たり前ということ。
1人1人の性格やものの考え方、とらえ方などは人によってそれぞれ異なるということです。
日本の習慣は、集団では同じ行動をしよう、周囲に合わせようと伝えていますが、四字熟語では、十人十色と言って、1人1人は違っているんだよ、とも伝えています。
これは、あくまでの私の感覚ですが、今までの日本は、個性よりも集団に馴染むことの方が、良いこと、とされてきた気がします。
でも、少しづつ、個性を大切にしようという流れになってきていますよね。
発達障害のあなたは、あなたのままで良いのです。
まずは、発達障害のあなた自身が、発達障害のあなたのことを、認めてあげてくださいね。
あなたの、得意なことをどんどん伸ばして行きましょう。
発達障害のあなたが、自分の個性を生かせると思えないと思っているとしたら、少し、考え方を変えてみませんか。
ことわざに、三人よれば文殊の知恵がありますね。
意味は、凡人でも3人集まって相談すれば、思いがけないよい知恵が浮かんでくる。です。(コトバンクより)
例えば、発達障害のあなたが関わっているところで、何か問題が起きているとします。
みんな、問題を解決しようと考えています。いくつかの解決案はでているのですが、これは!という考えが思い浮かびません。
それは、どうしてだと思いますか?
今までみんな同じように行動をしてきている内に、なんとなく考え方も似てきているからです。
そこで、普段は、違うんだよね、と言われている発達障害のあなたが、思っていることを伝えたとします。
それは、みんなが思ってもみなかった意見になりますよね。
なぜなら、発達障害のあなたは普段は違うんだよね、と言われていたのですから。
新しい視点をもらえたみんなは、発達障害のあなたのおかげで、問題が解決できる方法を見いだすことができるかもしれないのです。
このように考えると、1人1人の考え方や個性は、とても大切なものだということが分かりますよね。
もし、発達障害のあなたが、そうは言われても、自分を認めることは簡単にはできないですよ。と思っているのなら、
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それでは、今日も楽しい1日をお過ごし下さい。
発達障がい支援センター 水野幸子でした。