発達障がい支援センター
真鍋良得(まなべりょうえ)です
発達障害がある人のなかには不登校やひきこもりになったり、うつ病になる人がいます。
これは発達障害の二次障害による場合が多いと言われています。
そういった人たちの話を聞くと、こんな風な思考になっていることがよくあります。
「自分は何の役にも立たない」
「自分は何もできない人間」
「自分ばかりがひどい目にあう」
「誰も自分のことをわかってくれない」
子供の頃、周りの子ができていることができず、親や先生から怒られても自分のいいたいことを表現できず、さらに怒られるといった経験から自己肯定感が下がっていることがあります。
激しく怒られることはなかったとしても、できないということに共感してもらえないという体験が積み重なり、自分のことは誰にもわかってもらえないんだと思うようになる場合があります。
「自分は何の役にも立たない」というのは、自分の思い込みです。
人間にはみんな役割があって、生きているだけで誰かの役に立っています。
できないこともあればできることもあるのは誰もが同じで、できないことを数え上げたらキリがありませんが、できることもたくさんあります。
自分はなぜこのように考えるようになったのか、子供の頃を思い出してみると、そう考えるようになったきっかけがあるはずです。
自分を知り、自分自身が自分のことをわかってあげれば、自分のことをわかってくれる人が増えていきます。
自分はこんな人なんだという思い込みをなくしていくことで悩みが軽くなり、気持ちが楽になります。