こんにちは。発達障がい支援センター、水野幸子です。
秋ですね。気持ちの良い風を毎日感じています。
秋って、もの悲しいので苦手と思っていたのですが、今年の秋は、とても気持ちがいいと思って過ごしています。
暑くもなく、寒くもなく、過ごし安い季節です。
そんな秋には、保育園、幼稚園、学校などの行事が沢山ありますよね。
コロナ禍ではありますが、園や学校は、今の年齢での体験や思い出つくりのために、できるだけ行事をやろうとコロナ対策の工夫をしてくれています。ありがたいことですね。
発達障害のお子さんは、園や学校で行われる行事をどのようにとらえているのでしょうか。
発達障害のお子さんは、行事に参加することを楽しみにしていますか?嫌がっていますか?
発達障害のお子さんによっては、
この行事は参加するの楽しみ。あの行事は参加したくない。と言っているかもしれません。
去年は楽しく参加したのに、今年は参加したくないと言っている、ということがありませんか。
逆に、去年は嫌がった行事だったのに、今年は参加したいと言っている、と言う場合もあると思います。
行事というのは、普段の生活と違うことをすることですよ。
だから、楽しみなものと、一般的にはとられていますよね。
ですが、発達障害のお子さんにとってはどうなのでしょうか。
発達障害のお子さんが、行事の参加を嫌がる時は、苦手なことがあると考えましょう。
苦手なことがわかれば、工夫することで、発達障害のお子さんも、安心して行事に参加できるということにつながりますね。
では、発達障害の特性を考えてみましょう。
・変化が苦手
・大勢の人が苦手
・音が苦手
・光が苦手
などがあります。どのように対応していけばいいのでしょうか。
いつもと違う
運動会や発表会などの行事は、親御さんも楽しみにしていますよね。
親御さんが見に行くというとこは、大勢の人がくることになります。いつもと違う環境になるということです。
親御さんが参加しない遠足の場合でも、いつもと環境は変わりますね。
発達障害のお子さんには、△月△日には、遠足があるんだよ。と何日も前から話してあげましょう。
発達障害のお子さんが、楽しみに思うことも、織り交ぜて話せるといいですね。
例えば、遠足であればお弁当を持っていきますね。お弁当には、○○ちゃんの大好きなおかずを入れようね。
と、楽しいという気持ちが持てるようにしていきましょう。
これからどうなるの
発達障害のお子さんの特性として、先が見えないことに不安を感じる場合があります。
どうなるか分からないので、パニックになったり、発作が起きたりします。
今回の行事は、どういうことをするのかを、シュミレーションしていきましょう。
例えば、発表会なら、発表会の会場に行って、発達障害のお子さんがどのように過ごすのか教えてあげましょう。
他のクラスの見学は、この席に座って見るんだよ。
何組に発表が終わったら、クラスの子と移動するんだよ。移動はこうやっていくんだよ。と実際に移動して体験しておくのです。
去年の録画ビデオがあるのなら、それをお子さんと観るのもいいですね。
クラスメートも出し物も違うけど、こういうことをやるんだな、というイメージがつきます。
運動や手作業が苦手
発達障害の特性に、運動が苦手、手作業が苦手というのがあります。
例えば、運動会のダンスが、みんなと同じように踊れない。
発表会の楽器演奏がうまくできない。ということです。
せっかく、楽しく行事に参加するはずだったのに、逆に苦手意識が強くなることがあります。
発達障害のお子さんには、苦手だけど、これだけできた!と自信をつけてほしいですよね。
親御さんも一緒に、練習をしていきましょう。
ダンスであれば、見本をビデオに撮らせてもらい、お家で練習していきましょう。
この時に、みんなと同じように動かなくてはいけないと、焦らないで練習してくださいね。
発達障害のお子さんが、楽しく練習して、行事にも楽しく参加できることが大切です。
周りの支援
去年は参加できたのに、今年は参加したくないと言う。
去年は参加できなかったのに、今年は参加したいと言う。
発達障害のお子さんの気持ちの変化は、なんだと思いますか。
その一つに、人間関係があります。
発達障害のお子さんのことを理解して、サポートそしてくれる友達がいる。
担任の先生との相性がとてもいい、とかがそうですね。
発達障害のお子さんが、仲良くしている友達や、安心している先生を知っておくといいですね。
発達障害のお子さんが苦手なことを行うときに、手助けをしてもらうようにすると、お子さんも安心して参加できるようになります。
発達障害のお子さんが、行事に参加することで、
苦手なことができた。
嫌な行事だったのに、楽しかった。
そんな体験ができると、発達障害のお子さんの自信につながります。
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それでは、楽しい1日をお過ごしください。
発達障がい支援センター、水野幸子でした。