こんにちは。発達障がい支援センターの青芝夏樹です。
あなたは、人が言っていた情報を信じますか?
あなたは、テレビでコメンテーターが言っていた情報を信じますか?
あなたは、好きなyoutuberの言っていた情報を信じますか?
あなたは、本に載っていた情報を信じますか?
あなたは、新聞に書いていった情報を信じますか?
あなたは、信頼できる先生の言っていた情報を信じますか?
言っている人は正しいと思って言っているので説得力があります。
しかし、人が言っていることは間違っていることもあるのです。その人も間違った情報を知らずに流している可能性もあります。
信頼できる先生もその時は正しいと思って言っているのですが、後から間違っていたことに気づくこともあるのです。
情報を入手したらそのエビデンスは何なのか可能な限り調べ、他でも情報を調べ本当にそうなのかを調べましょう。
ずいぶん前の話ですが、私も情報を鵜呑みにしてイライラしたことがあります。
小学校の旗当番で順番で危険な所で子供たちの登校を見守るのですが、ボランティアで交通安全委員をされているおばあさんがおられました。旗当番の申し送りで「おばあさんに逆らってはいけない」というのがありました。
信号のない横断歩道があるのですが、そのおばあさんは「車が優先」と口酸っぱく言っておられました。
その言いつけを守り、車が来たら先に行かせるようにしていました。しかし、車に乗っている方が手で合図を送られ先に子供を行かせたことがありました。
そうすると、そのおばあさんが来られ、「車が優先」って言っているでしょうと叱られました。
そこで、「信号のない横断歩道では車が優先」という情報を鵜呑みにして信じてしまったのです。
別の日に私が車を運転してたのですが、信号のない横断歩道で旗当番に止められたのです。私は、「横断歩道では車が優先」という情報が正しいという観念が頭にあったので、「なんで止めるんだ」とイライラしました。
しかし、その数か月後のテレビで「横断歩道は歩行者優先です。守らないドライバーが多いので、みなさん守りましょう。」と報道されていました。そこで警視庁のホームページを調べてみると確かに「砲弾歩道は歩行者優先です。」と書かれています。
私は、おばあさんの言葉を鵜呑みにして「車が優先」だと間違った情報を信じていたことがわかりました。
そのおばあさんもそれが正しいと思い込んでいたのでしょう。
私たちは、情報を鵜呑みにしてしまう可能性があるので、情報を入手したら本当にそうなのかと確かめるようにしましょう。そのようにすると、情報を鵜吞みにすることも減ってくるでしょう。
今まであなたが正しいと思い込んでいることも実は正しくないかもしれません。
その情報(観念)は誰からいつ学んだのか?それは本当に正しいのか?を考えてみてください。
感情が動いたところに観念があります。イライラしたときが観念を発見するチャンスです。イライラしたとき、どういう観念を持っているか、探してみてください。そしてその観念は本当に正しいのか?
発達障害の方はゼロ百思考の方が多いので、特に注意が必要です。