こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
今年もよろしくお願いいたします。
子育て中の親のあなたは、
子どもが約束を守らなかったときにイライラしたことはありませんか?
親子でした約束。
たとえば、私の住んでいる青森ではまだ冬休み中ですが、
今日は冬休みの宿題はここまでやると子どもが決めたけど、
遊びを優先させてできなかったとします。
そんなときあなたが親だったらどんな感情がわきますか?
イライラする人もいれば、特にイライラもせず何とも思わない人もいるでしょう。
イライラする人は、
約束は守らななければいけない
とか、
こんな簡単なことがどうしてできないんだろう、情けない
とか、
先にやった方が楽なのに、どうして後回しにするんだろう?
などと思っているのかもしれません。
特にイライラもせずに何とも思わない人は、
冬休みはまだあるしね
とか、
できないときもあるよね
とか、
できないということは、何か理由があったのかな?
などと特に問題として受け取っていないのかもしれませんね。
同じ出来事が起こっても、父親と母親では受け取り方が違うこともありますよね。
このように、人それぞれとらえ方が違うのは、『観念』があるからです。
観念:主観的なものごとのとらえ方・価値観のこと
例えば上記のイライラしてしまう人は、
「約束は守らなければいけない」
「こんな簡単なことはできるのが当たり前だ」
「宿題は早くやってしまった方が楽でいい」
といった観念を持っているので、イライラという感情が起こってしまうのです。
つまり、「約束は守らなければいけない」と強く思いすぎると、それに反する出来事が起こったときにイライラの感情を産んだり価値観が違う相手とぶつかることになったりして、人間関係・親子関係がうまくいかないことがあります。
自分の中の
「~しなければならない」
「~しなければいけない」
と気づいいたら
「~したほうがいいかもしれないけど、できないときもあるよね」
というようにとらえなおしてみましょう。
イライラした感情をがわいてしまった時は、
それをそのまま子どもにぶつけてもいい結果はなかなか生まれません。
まあいいか
と楽にとらえて、子どもの話をよく聴いてみましょう。
ついイライラをぶつけてしまって親も子どもが感情的になっているときは、落ち着くまで待つことです。
いったんその場を離れて落ち着くまで待ちましょう。
落ち着いてから、人間として尊重しながら話を聴いていけば、
いい方法が見つかっていきますよ。