発達障害支援センター
真鍋良得(まなべりょうえ)です。
発達障害と言われる人の悩みや苦しみの多くは理解されない、理解してもらえないことにあります。
周りの人に気をつかったり、周りの人の行動に合わすことができないと、気が利かない、空気が読めないと言われることがあります。
でも本当は、人一倍的確に状況判断ができて、困っている人がいたらすぐに気づいて手を差し伸べられる人だったりします。
あいさつしたり、プレゼントしたり、社交辞令を言ったり、上下関係を重んじたり、相手の話に合わせたり、仲間と楽しく盛り上がったり、そんなことができないと、社交的でない、内向的、引っ込み思案、人見知り、そんなレッテルを貼られます。
幼いころからいつも一人で遊んでいて、「友達がいない子」「人と交われない子」「集団行動ができない子」そんな風に言われて、がんばって友達をつくろうとしてきたけど、やっぱり友達なんてできなくて、「こんな自分はダメなんだ」と思い込みます。
でも本当は、とってもやさしくて、人の痛みがわかり、助けを必要としている人にの力になれる、この世の中でなくてはならない存在なのです。
ただ、その差し伸べる手は、当たり前のようにそっと差し伸べているから、そのことに周りの人も気づかなくて、変なヤツ、役に立たないヤツ、できないヤツ、そんなレッテルは剥がれないままなのです。
みんなと同じになれなくても、誰かに嫌われたとしても、この世界にはあなたの力を必要としている人が、あなたが救える人が少なからずいるはずです。
あなたはあなたのままで輝いています。
自信を持てなくても、希望を持てなくても、生きることを楽しんでいいのです。
前を向いて生きていきましょう。