こんにちは、発達障がい支援センターの水野幸子です。
新年度になりましたね。
今年は、桜の開花が例年よりも遅く、寒暖差の激しい毎日ですね。
発達障害のあなたは、寒暖差に合わせた服や空調での調整はできているでしょうか。
体調を崩さないように、気を付けてくださいね。
気を付けると言えば、心のことも気にかけて欲しいと思います。
新年度には、何かと変化のある時期です。
働いてれば、
人事異動による人間関係の変化。
転勤による環境の変化、通勤の変化など。
学校であれば、
クラス替え、新しい担任などの人間関係。
学年もあがり、勉強も難しくなります。
下の学年の子の面倒をみることが増えてくるでしょう。
このような変化に対して、発達障害のあなたは、どのような気持ちでいるでしょうか。
変化は嫌だ。
毎年この時期はつらくなる。
体調が悪くなったらどうしよう。
ミスばっかりしたらどうしよう。
人間関係がうまくいかなかったらどうしよう。
と、不安になっていませんか。
変化は良いことも悪いこともストレスになります。
ストレスによって、発達障害のあなたは、苦しくなるのですね。
それが、発達障害のあなたの心や身体に不調をもたらします。
でも、発達障害のあなたの周りの皆さんを見てください。
すべての人が不調になっていますか?
新学期になっても、新年度になっても、動じず、いつも元気な人がいるな、と感じたことはありませんか。
あの人と自分は何が違うのだろう。と思ったことはありませんか。
その一つは、ストレス耐性です。
変化にどれだけ耐える力があるか、ということですね。
ストレス耐性を強化するには、筋トレをすて、筋肉を少しづつ鍛えていくように、心を鍛えていく必要があります。
では、今、発達障害のあなたが、変化に少しでも動じずにいるにはどうしたらよいでしょうか。
それは、考え方、思考を変えることです。
発達障害のあなたが、新しい変化に不安を感じているのなら、その不安を変えて考えてみましょう。
変化は嫌だ。と、思っても、変化は起こっているので、受け入れるほうが気持ちが楽になります。
発達障害の特徴で、それが難しい場合もあります。
その時は、変化する時期だな。と思えばいいのです。
嫌だ。と抵抗していると辛くなります。
変化することに抵抗しても、変化をするのなら、変化が起きた。変化したんだ、と受け入れましょう。
体調不良や、この時期に起こる不安も、すごくわかります。
それも、不安に思っているんだな。と受け入れましょう。
体調不良になりたくないですよね。
早寝早起きをして生活リズムを整えることに心がけ、それでも、体調不良になったときはなったときだ。という気持ちでいると、意外にならないものです。
同じ24時間を過ごすなら、
・不安、怖い、嫌だと、落ち込んだ気持ちで過ごすのと
・不安、怖い、嫌だけど、そういう時期だ。平気、平気、私は大丈夫と気持ちを軽くして過ごすのと
発達障害のあなたはどちらがいいですか?
同じ24時間、気持ちを軽くして過ごせるように、気持ちを軽くして生活しているあなたを想像してみてください。
私は、落ち込みそうになるとき、あ”~、もう嫌だと思ったとき、
私は、大丈夫。いつも乗り越えてきた。これも乗り越えられる。乗り越える。ほら乗り越えた。
と、言い聞かせています。
発達障害のあなたにも、あなたの気持ちを落ち着かせる言葉、物、音楽、飲み物などの、お守りのようなものがあるはずです。
そのお守りを上手に工夫して、24時間を楽しく過ごしていきましょう。
うまく切り替えることができなくても、楽しく過ごしたい、楽に過ごしたい、とう気持ちを持てるだけで、いいのです。
一度、やってみてくださいね。
それでは、今日も楽しい1日をお過ごしください。