こんにちは、発達障がい支援センターの神谷今日子です。
カウンセリングをしていて日々感じるのが、何か仕事や勉強をやるときに、自分を責めて頑張るという発達障害の方が多く居ることです。
自分のだめな部分を見つけて…
自分ができなくて悔しい思いをしたことを思い出して…
このように、自分を奮い立たせるのですね。
確かに、このように、自分を責めて頑張ることのメリットもありますよね。
・なにくそ!という精神で、瞬発力が出る方!という人もいます。
・こうやって頑張ることで成長できる!という人もいます。
私もかつては、自分を責めて勉強などに打ち込んでいました。
ただ、この自分を責めて頑張るという方法はデメリットもいっぱいあります。
・心身が壊れやすくなる
・「頑張る」という言葉が嫌いになる
・同じように何かができない人に対して責めたくなったり、イライラや悲しみが生まれたりする
(例えば、会話が上手でない自分はダメだ!と頑張っている人は、同じように会話が上手でない人を責めやすくなる)
・実は成長が遅くなる(後でご説明します)
このようなデメリットに気付かず、成長のため・頑張るための方法として、自分を責めている方は多いのです。
自分を責めなければ、私は頑張れない人だから…。
自分を責めて頑張っていなければ、私は役に立たない存在だから…。
こんな風に思い込んでいるケースもあります。
果たして本当にそうでしょうか?
まず、自分を責める以外の方法で頑張ることもできます。
今の自分を受け入れた上で成長する。
こうなりたい自分像を考えて、それに向かって頑張る。
自分を責めずに、できなかったこと・できることを冷静に見つめて進んでみる。
そして、このような方法で物事に取り組むことで、実は、早く成長できるのです。
自分を責めている間は、なかなか問題を冷静に見つめることはできませんよね。
ですから、立ち直りが遅くなります。
さらに、自分を責め続けていると、無気力になり、うつ病などになる可能性もあります。
一方で、自分を責めずに、ただ冷静にできないこともできたことも受け入れた場合、立ち直りが早くなるのです。
また、自分がやりたい方に進むことができるので、努力が苦ではなくなります。
ですから、冷静に考えると、自分を責めて頑張るという方法は、多くの人がやっているわりに、コスパが悪い方法なのです。
あなたはどうですか?
発達障害の自分を責め続けていませんか?
昔はそれでうまくいったこともあるかもしれませんが、自分を責め続けて頑張る方法は、実は、コスパが悪いですよ。
わずかな時間で思考パターンを変えるというのは難しいとは思いますが、ぜひ、自分を責めるのは終わりにしようかなと思うきっかけになれば幸いです。
これ以外にも、発達障害の方やその親御さんが陥りやすい思考パターン・行動パターンは多くあります。
詳しくは、「発達障がい克服!無料メルマガ」を読んでみてください。
では、今日は、心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。
自分を責めて頑張る以外の方法
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