心理カウンセラーのブログ

感情のコントロールが苦手で宿題ができない・・・

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こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、

わが子が宿題や学校の課題など、やらなくてはいけないとわかっているのになかなかはじめることができずに、
YouTube動画をついつい見続けて、もしくはゲームがやめられなくて、時間がどんどん過ぎてしまっている姿を見ていると、わが子のことが心配になることはありませんか?

気持ちを切り替えるのが苦手だったり、
やらなければならないことを先延ばしにしてしまったりということは、
大人の私たちでもあることもあるでしょう。

発達障害や発達障害のグレーゾーンの特性を持っていると、感情のコントロールが極端に苦手なことがあります。

感情のコントロールが苦手なために、
目先の欲求にとらわれてしまって、
気持ちを切り替えることが苦手なためにやらなければいけないことを先延ばしにしてしまうということが起きるのです。

今のままでは心配。
わが子にには、気持ちの切り替えができるようになってほしい。
勉強に気持ちが向かうようになってほしい。
でも、どう支援したらいいの?と思いますよね。

勉強するといいことを考えてみよう

まずは、宿題などやらなければいけないことをなんのためにやるのかということを、お子さんと一緒に考えてみましょう。

たとえば、数学が苦手でやりたくないとしたら、数学を勉強することは筋道を立てて考える力・論理的思考力を育てるために役立ちます。
生きているうえですぐに役立つように感じられなくても、実はそのような意味もあるのです。

英語が苦手でやる気が出ない、としたら、
英語ができるようになると、

・外国の人と話せるようになる
・英語を使う将来の勉強に役立つ
・好きな歌の英語の歌詞の意味が分かる

など、勉強したら起こる、子どもにとっていいことを考えてみましょう。

将来どんなことを仕事にしたいのか、そのためには今どんなことを頑張っていく必要があるのか、
そんなことを親子で話す時間を設けてみてくださいね。

やらないと困ることを考えてみましょう

そして、やらないとどうなるのかを考えてみましょう。

発達障害の特性として、想像することが苦手という特性があることがあります。

今やらなかったときに、この先どういうことが起こるのかということをなかなか想像できないということもあるので、親子で一緒に考えてみるとよいですね。

実際にやらなかったときに、先生に怒られるということがあったり、本当に自分が困るという経験を実際に体験することが大切なことがあります。想像することができないので、実際に自分が困るんだという経験をすることが、発達障害や発達障害のグレーゾーンの子どもには大切なのです。

そのために、親や支援者は、手を貸しすぎないことです。
転ばぬ先の杖のように失敗させないように、失敗させないように、と助けすぎると、子どもが失敗の経験から学ぶチャンスを奪ってしまうことになってしまうので、注意が必要なのです。

ゲーム・YouTubeの時間を決めよう!

基本的なことですが、
小さいうちはなかなか自分で自分のことをコントロールすることは難しいです。

最初から子どもに任せて、なんの問題も起きなければいいのですが、
問題が起きてしまうという場合には、
ゲームやYouTubeのルールをきちんと決めることが大切です。

ルールを決めるときには、お子さんの特性を考慮しながら、
どうしてこのようなルールにする必要があるのか、ということを子どもが理解できるようにすることが大切です。

どのようなルールにすればいいのか難しいという場合には、発達障害や子育てを専門としている心理カウンセラーなど専門家に相談するといいでしょう。

 
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