こんにちは、発達障がい支援センターの神谷今日子です。
新年度になってから20日ほど経ち、新しい環境の中で、色々なことに取り組んでいる発達障害の方も多いことかと思います。
まずは、お疲れ様です。
そして、その中で、メンタルの不調を感じているという発達障害の方もいらっしゃるかもしれませんね。
仕事のことを考えると憂鬱になる。
漠然とした不安感がある。
何となく心身の調子が優れない…。
カウンセラーというと、こういったメンタルの不調に対して、心からアプローチするイメージがありますが、実は、体からアプローチすることもできます。
気持ちが前向きにならず、なかなか何かを考えられないという方は、ぜひ、試してみてください。
体からアプローチする方法①睡眠
メンタルに不調を感じた場合、まずは睡眠を大切にしてみましょう。
何かしら睡眠に問題がある人は、そうでない人と比べて、希死念慮(死にたいという気持ち)が増えやすいというデータもあります。
ご飯を食べて、寝る。
それだけで、人間の自然治癒力を働かせることができます。
寝ようとすると、不安になって眠れないんだよ!という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな場合は、これからあげる別の方法を試したり、心からのアプローチをしてみたりして、並行して取り組んでみるのがおすすめです。
体からアプローチする方法②食事
メンタルの不調に悩む発達障害の方は、栄養バランスの取れた食事をしていますか?
お菓子で食事を済ませてはいませんか?
食事も、メンタルの不調を改善するためには、とても大切な要素の1つです。
例えば、白砂糖を摂り過ぎると、血糖値の上がり下がりが激しくなり、これにより「低血糖」という状態になることがあります。
低血糖の状態になると、うつっぽさや、自律神経の症状が出てきます。
他にも、魚には、DHA・EPAといった不飽和脂肪酸が多く含まれ、これらの脂肪酸を摂取した場合、不安症状が軽減するというデータもあります。
こんな風に、バランスの取れた食事をするというアプローチ方法もあります。
ただ、絶対にバランスの良い食事しか食べてはいけない!白砂糖は一切摂ってはいけない!と極端にやり過ぎると、それがストレスになることがあります。(私も経験者です!)
まずは、食事を楽しみながら、少しずつ整えていってみてくださいね。
体からアプローチする方法③有酸素運動
有酸素運動、特にウォーキングをすることで、メンタルの不調にアプローチすることができます。
ウォーキングをある一定の時間やることで、βエンドルフィン、セロトニンといった脳内ホルモンの分泌を促すことができます。
運動すると、気持ちよさを感じた経験がある発達障害の方も多いのではないでしょうか?
また、運動することで、夜眠くなりやすくなり、睡眠の質の改善にもつながります。
ということで、今回は、発達障害の方のメンタルを体から整える方法を3つ紹介しました。
当たり前のことですが、忙しさを理由に、意外とおざなりにしている部分でもありますよね。
取り入れられるところから取り組んでみてもらえればと思います。
では、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。