こんにちは、発達障がい支援センターの神谷今日子です。
新年度が始まって、もうすぐ1ヵ月ですね。
発達障害のある方の場合、初めてのことが苦手であったり、環境や作業などに慣れるのが大変だったりで、苦労される方も多くいらっしゃいます。
どうして、こんなにできないんだろう?
どうして、自分ってこんなにダメなの?
と自信や自己肯定感を失う発達障害の方も多くいます。
そんな時、周りの人や当事者は、どのように向き合い、工夫していけば良いのでしょうか?
今日は、発達障害の方が自己肯定感を失わないための方法についていくつかお話出来ればと思います。
1.結果ではなく、過程を褒める
何かができたから褒める・できなければ叱るではなく、発達障害の方が頑張った過程を褒めていきまし
ょう。
結果だけ褒めた場合、できなければ褒められない・できない自分はダメだとなり、自己肯定感が下がりやすくなります。(もちろん全ての発達障害の方がそうなるわけではありません)
それよりも、過程を褒めることで、結果が良くても良くなくても、何かに取り組むことって大切なんだなとなり、挑戦の意欲が高まりやすくなります。
ですから、発達障害の方か自己肯定感を失わないためには、過程を褒めるようにしましょう。
これは、当事者が自分にもできることです。
思ったような結果がでなかった時も、全然ダメ!と思うのではなく、ここまで頑張った!というように、過程も見るようにしていきましょう。
2.こうあらねば・こうでなければといった基準を見直す
自己肯定感を失う発達障害の方の全員がやっていることがあります。
それは、「ジャッジ」です。
『こうでないから』自分はダメなんだ。
『こうあらねば』社会では生きていけない。
など、何かの基準を元に、自分をジャッジして苦しんでいるのです。
例えば、「普通でなければいけない」という基準を持っていた場合、多くの発達障害の方は自己肯定感を失います。
ただ、この基準を満たす人は、世の中ほとんどいません。
なぜなら、世の中に普通の身長の人が50%いたとします。
さらにその中に、普通の学力の人が50%いたとします。(この時点で全体の25%になっている)
さらにその中に、普通の話し方をする人が50%いたとします。(この時点で全体の12.5%)……
と続けていくと、本当に何もかも普通の人ってほとんどいませんよね。
つまり、この基準を持っている限り、世の中のほぼ全員が自己肯定感を失うことになりかねません。
ですから、当事者の方も、周りの人も、「普通でなければいけない」などの基準を「普通でなくてもいい」といったように、一つ一つ、客観的に見直していきましょう。
そうすると、自己肯定感は失いようがないものになっていきます。
3.発達障害の方のありのままを愛していく
発達障害の方のありのままを愛していくことが大切です。
愛するってどういうこと?と思うかも知れませんね。
それは、許すことであり、大切にする行為でもあります。
先ほど紹介した、「基準を見直していくこと」をしていくことで、発達障害の方のことを許せるようになり、ありのままの発達障害の方を愛せるようになります。
そんな状態になったら、「あんたはほんとダメね!」「失敗してばかりなんだから!」といったような言葉は出なくなります。
できるやり方・できる方法で、一つずつ積み重ねることができるようになっていきます。
発達障害のあなたは、自分自身を愛していますか?
発達障害の方が周りにいるあなたは、発達障害の方のことを愛していますか?
それを考えてみて、不要な基準は取っ払っていきましょう。
ということで、今日は、発達障害の方が自己肯定感を失わないためには?というテーマでお話しました。
参考になれば幸いです。