発達障がい支援センター
真鍋良得です。
人に迷惑をかけないようにすることよりも、迷惑をかけながらでも、自分らしく自分の持てる力を発揮しながら、自分の幸せのため、他人の幸せのために生きた方が、みんなが幸せになれます。
多くの親は、子どもが人に迷惑をかけないようにと気を使い、子どもにも人に迷惑をかけないようにと教えます。
子どもに発達障害がある場合は、周りの人に迷惑を掛けたり、学校では周りの子どもに比べて先生が個別に指導する時間が長くなったりしがちで、親は申し訳ないと思い、なんでも周りの子どもと同じようにできることを求めるようになりがちです。
そうすると、子どもは、何かをするたびに迷惑をかけないようにと委縮するようになり、自分のやりたいことができなくなり、自分の力を発揮できなくなっていきます。
あなたが思う「迷惑」とは何でしょう?
自分が迷惑だと思っていることでも相手はそうは思っていないこともあれば、自分は迷惑をかけているつもりがなくても相手は迷惑だと思っていることもあります。
迷惑の基準は人それぞれです。
自分が迷惑の基準を下げて、他人の迷惑だと思う行動を受け入れ、今よりもっと人にやさしくしてみましょう。
そうすれば、これくらいなら、誰かにやってもらっても大丈夫だし、少しくらい迷惑かけても大丈夫なんだと感じることが多くなります。
だれでも人に迷惑をかけることはあります。
迷惑をかけないようにすることよりも、相手とコミュニケーションを取って良好な人間関係を築くことが大事です。
迷惑を掛けながらでもお互いが幸せになれることを目指しましょう。