こんにちは。発達障がい支援センターの水野幸子です。
発達障害のあなたは、しんどいな、辛いな、と思ったときに、どんな方法で対応していますか?
今日は、一つの対応方法をお伝えします。
それは、人によって考え方が違う。ということを知っていることです。
有名な句を思い出してみましょう。
「鳴かぬなら 殺してしまえ ほととぎす」織田信長
「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ほととぎす」豊臣秀吉
「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ほととぎす」徳川家康
戦国時代に活躍している3人の、個性が出ていると言われている句です。
あなたなら、鳴かないほととぎすに対して、何と思うでしょうか。
例えば、
あなたが、徳川家康と同じ、鳴くまで待とう。の考え方だとします。
上司が、織田信長の殺してしまえの考え方だとしたとき、あなたは職場で楽しく過ごせているでしょうか?
早く成果を出したい織田信長タイプの上司からすると、相手を尊重する徳川家康タイプのあなたのことを、なぜさっさとやらないのだ!と、イライラしてみているかもしれません。
成果を出したい上司は、早くやるようにプレッシャーをかけてくるでしょう。
あなたは、やるべきことをやっているのに、なぜこんなにプレッシャーをかけられるのか分からない。と、苦しむかもしれません。
あなたにとっては、怖い上司であり、職場は苦痛な場所になります。まさに戦場です。
逆に、上司が徳川家康タイプで、あなたが織田信長タイプだとします。
あなたは、仕事をどんどん進めたいのに、上司に、どうしてここはこうしたの。これはもっと考えて、と言われるかもしれません。
あなたにっとって、上司は口うるさくて、決断力がなくて情けないとうつり、イライラする職場になります。下剋上を起こしたくなるかもしれないですね。
では、上司もあなたも、豊臣秀吉タイプだったらどうでしょう。
考え方が同じなので、仕事の進め方も似ています。
仕事が進んでやりやすいでしょう。
あなたにとっては、とても良い上司であり、とても楽しい職場になります。
どうでしょう。
人は1人づつ違う考え方を持っている。
同じ考え方の人といれば楽だけど、違う考え方の人といると、辛いことがある。ということはわかっていただけましたか。
違う考え方の人といて辛いときは、この人は考え方が違う。
見ている視点が違う。ということを理解しましょう。
例えは職場にしましたが、学校、部活やサークルでも、目指しているゴールは同じです。
ただ、ゴールまでのやり方や進み方が違うということです。
決して、あなたを嫌って意地悪しているわけではないのです。
あなたのやり方とは違うことで、苦痛を感じるかもしれませんが、
こういうやり方をするんですね。
こういうやり方もあるのか。と、思えるようになると、楽になりますよ。
このブログがあなたのお役に立てれば幸いです。
今日も楽しい1日をお過ごしください。