こんにちは。発達障がい支援センターの青芝夏樹です。
発達障害の特性を持っていると、学校や社会では生きにくくなります。なぜだと思いますか?
この世は定型発達の人が生きやすい社会になっているからです。
特に日本は空気を読む文化が浸透していますので、空気が読めないと「空気読めよ」と言われてしまいます。
海外では、空気を読まない国もたくさんありますので、そのような国ではまだ生きやすかったでしょう。
陰陽の法則をご存じですか?
地理でいうと、山陰地方、山陽地方と言いますね。
実は二つの呼称は中国での漢字の用法に由来します。
陽には『山の南側』、陰には『山の北側』という意味があります。
つまり山陽と山陰は中国山地を基点に、山の南に広がっている地域と北に広がっている地域と言う意味です。
山の陰になる地方と日が当たる地方という意味があるのです。
すべてにおいて、陰陽があるというのが陰陽の法則です。
これは良い悪いではありません。陰と陽の両方があるという意味です。
すべてのことに陰陽があります。
どちらの面を見るかです。
良くたとえ話に出てくるのが、コップに半分の水が入っているのを見て、どう思うかです。
あなたは、AとBのどちらと捉えますか?
A 半分しかない
B 半分残っている
A 半分しかない と捉えた場合、「半分もなくなっているんだから早く飲まないといけない」「半分しかない。誰が飲んだのだろう」と思うかもしれません。
B 半分残っている と捉えた場合、「半分残っていてラッキーだ」「半分の半分を残しておいてあげよう」と思うかもしれません。
正解はありません。どう捉えてもいいのです。自分が苦しくなければ。
社会は理不尽な社会でしょうか?
発達障害の人からすると、定型発達の人が生きやすい社会だから理不尽に見えるかもしれませんね。
しかし、障害者雇用促進法もできて、障害者でも働きやすい社会に向かっています。
現在、発達障害でもちゃんと仕事が出ていて幸せなら、社会の陽の面を見るでしょう。
しかし、会社を辞めてしまい、就職するにも困っている人には陰の面を見てしまうでしょう。
つまり、陰陽の見る面は、はその人の心次第ということになります。
不幸だと「陰」、幸せだと「陽」
幸せを感じていますか?
あなたは幸せですか?と質問されて、あなたはどう答えますか?
幸せじゃないと答えたあなたに質問します。
なぜですか?
ここに出てきた答えに幸せの基準があります。
この基準を超えないと幸せとは感じないんです。
この基準が高いと幸せは感じにくいです。
幸せの基準を変える方法
昔は食べることが大変でした。江戸時代初期頃までは1日2食が当たり前の時代だったようです。
そして、食料も少なかったのでお腹いっぱい食べることはあまりできなったようです。
しかし、今は普通にお腹いっぱい食べられる時代です。それだけでも幸せです。
このように、当たり前と思っていることが当たり前ではないことに気づくことにより幸せだと感じられるようになります。
自分が幸せになると、陰陽の陽の部分を自然と見るようになってくるでしょう。