こんんちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
発達障害のお子さんを育てているあなたは、
あのとき、Aという選択をしないでBを選べばよかった
と後悔することはありませんか?
あのとき、子どもにあんなにきつく叱らなければよかった
発達障害のことをもっと早く知っていればよかった
もっと早く発達障害の子どもへの対応のことを知っていたら、こんなに苦労せずに済んだのに
子どもともっと遊んであげればよかった
子どもにああいうことを言わなければよかった
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こんなふうに、後悔することというのは、多かれ少なかれ誰でもありますよね。
それでも、あなたは、その時その時であなたのベストな選択をしてきているのです。
その時のあなたの感じていたこと、知っていたこと、とらえ方、などなど、様々なことからあなたがベストな選択をしてきて今があるのです。
もしあなたがその後悔している過去に戻って、
同じ状況になったとしたら、あなたはやはり同じ選択をします。
なぜなら、あなたがしてきた選択は、
あなたがそのときに一番よいと思ってしてきたことだからです。
わざわざ自分が不幸になるような選択をしてきたわけではないからです。
わざわざ子どもが悪くなるためにその言葉を選んで言ったわけではないですよね。
あなたが言った言葉は、とった行動は、その時に一番いい、だとベストだと思って言ったこと、やったことなのです。
なので、後悔することはないのです。
もし、ああしておけばよかった、これをやっていれば後悔せずにすんだのに・・・と過去の後悔ばかりを考えていると、自尊心が下がってしまいます。
自尊心が下がると、本当はこそまで関係ないことや全く関係ないことでも関係あると意味づけしてしまうようになります。
あのとき、あの公園に行ったからこうなったんだ、だからあの公園に行くのはやめよう
この人と一緒にいるときによくないことが起こったから、この人には近づかないでおこう
といった具合に、全く関係ないことを関係あると考えるようになって、ものごとを正しくみることができなくなるのです。
そうすると、次の選択をまちがってしまったり、行動範囲が狭くなっていってしまいます。
あなたは、子どものことで後悔してしまったことはありませんか?
あなたは、あのときこうすればよかったと思ってしまうことはありませんか?
あなたは、全く関係ないことを関係あると考えてしまっていることはありませんか?
あなたがやってきたことは、そのときそのときでベストな選択をしてきているのです。
なので、いまのあなたがベストなのです。
考えるなら、これからのことを考えましょう。
反省なら5分まではOK!でも、後悔したり自分を責めたりするのはあまりよいことではありません。
時間を使うなら、できることに目を向けましょう。
過去は変えられないけど、未来はこれからいくらでも変えることができるのですから。