発達障がい支援センターの青芝夏樹です。
あなたは、他人の評価が気になりますか?
発達障害を持っているとどうしても失敗することが多く、自信を失くしている方も多いので、他人から評価されることで自信を付けようとしてしまいます。
他人の評価
私も若い時、他人に評価されて腹を立てていたことがありました。
親睦会の担当をしていて、行事をすることになっており、もう少し先だから準備ができてから報告しようと考えていたら、会議の席で上司から「行事のことは報告しなくてもよいのか?」と聞かれて、「そうですね。まだ、準備できていません。」と返答したら、「しっかりしろよ」と言われました。
当時、すごく腹が立ったことを覚えています。
私の中で、「しっかりしなければならない」という観念があったのだと思います。その観念を持っているのに、上司から「しっかりしろよ」と言われたから、感情が動いたのだと思います。
「他人の評価=私」ではない
他人に評価されたとき、「他人の評価=私」という方程式をリセットする必要があります。この方程式を持っていると、他人から低評価をされたとき、落ち込んでしまいます。
他人はどうやって、その人の評価をするのでしょうか?その人に判断基準があるからです。その判断基準に沿って上回っていたら高評価、下回っていたら低評価となります。
人は評価するとき、絶対に基準があります。あなたが評価されたなら、その人の評価の判断基準があるはずなので、その判断基準を探しましょう。そして、その判断基準が身についた理由を考えましょう。
今回の例では、「しっかりしろよ」と言った判断基準は、「行事があるなら早い目に準備しておかなければならない」というものだったかもしれません。その判断基準が身についたのは、過去に行事の担当をしていて準備が遅く怒られた経験があるのかもしれません。
ただ単に、その人の評価なだけなのです。「他人の評価=私」ではないのです。評価は人によって異なります。なので、怒ったり落ち込む必要はありません。
ライオンは、けなされても褒められてもライオンなのです。価値は変わりません。あなたがけなされても褒められてもあなたの価値は変わりません。
しかし、自分に改善すべき点があれば、改善する必要はあります。
まとめ
- 他人の評価=私ではありません。
- 他人からけなされたり、嫌なことを言われたときは、その人は、どういう価値観(判断基準)を持っているのだろう?その価値観はどこで身についたのだろうと考えましょう。
- 自分に問題点があれば、改善しましょう。