こんにちは、発達障がい支援センターの水野幸子です。
先日、知り合いと次のような話をしました。
知人:Aさんには職場にBさんという後輩がいます。
その後輩は、自分では仕事ができると思っているのだけれど、実は全然できないと。
私:どうして、就職できたの?と聞くと
知人:役員のお子さんだったので、入社することができた。
丁寧に教えても何も覚えない。
ミスをしてもそれを隠す。
だけど、役員のお子さんだから、誰も何も言えない。
私:今の部署が合っていないだけなんじゃないかな。違う部署ならできるかもよ。
知人:既に、全部の部署を経験していて、どの部署もBさんには苦労したらしい。
私:Bさん、会社の人から敬遠されていると、辛いんじゃないかな。話を聞いていると、発達障害のと特徴があるけど。そこはどうなの。
知人:Aさんも、会社の人もそうかもって思っているらしいけど、どうしようもないよね。
親が役員だからお金はあるでしょ。
だから、親と豪邸に住んで、高級車にも乗ってるっから、Bさん自身は困っていないんじゃないかな。
と、こんな会話です。
Bさんこれから、どうなるのだろうか。
親御さんが旅立ったとき、Bさんは生活していけるのかなと思いました。
Bさんが発達障害かどうかは分かりません。
Bさん自身は、仕事で困っている様子は無いようです。Bさんの行動に困っているのは同僚です。
ただ、親御さんは、子育てをしていて、何らかの違和感は持っていたのではないでしょうか。
これは、あくまでも私の推測です。
親御さんは、あれ?と疑問に思いながら、その疑問に目を向けてこなかったように思います。
親御さんに経済的余裕があれば、大人になったお子さんの生活費も出せるのかもしれません。
一般的には子より親の方が先にあの世に旅立ちます。
親御さんは、お子さんのことが本当にかわいいのなら、お子さんが1人で生きていけるようにしておくことが大切です。
お子さんの状態から目をそらし、今は生活できるからとすべてのことを親御さんがすることは、お子さんを甘やかしていることになります。
きつい言い方をすれば、親御さんの自己満足に過ぎません。
本来なら、お子さんにはできる力があるのに、親御さんが代わりにやることで、お子さんの能力の成長を奪っているかもしれません。
お子さんの成長を止めてしまうような支えは甘やかしになります。
人は楽なほう、楽なほうに流れていく生き物です。
お子さんにこれは自分でやれる、やりたい、という気持ちがあったとしても、やらなくてもいいなら楽だからいいやと、挑戦する気持ちも消えてしまいます。
今のお子さんの幸せは大切です。
ですが、将来のお子さんの幸せも大切です。
1人で生きていけるようにとは、誰の支えもなくということではありません。
なんらかの支援を受けることができるようにしてくこと。
お子さん本人が、ここに行けば大丈夫と安心できる場所を知っていることも大切です。
なんらかの支援を受けるにも、お子さんがどういう状態なのかを知っていたほうが、よりお子さんにあった支援を受けることができます。
今、お子さんが発達障害かもしれない、イヤ、そんなわけがない、と葛藤されている親御さん。
発達障害だけど、どうしていけばいいのか分からないと悩んでいる親御さん。
発達障がい支援センターの無料メルマガで、発達障害のことが学べます。
下の「発達障害克服!無料メルマガの詳細はこちらをクリック!」をクリックしてくださいね。
そして、1人で悩まないでください。
発達障がい支援センダーの心理カウンセラーがいつでもあなたに寄り添います。
頼れる場所があることを、覚えておいてくださいね。
それでは、今日も、楽しい1日をお過ごしください。