心理カウンセラーのブログ

発達障害と適材適所

更新日:

発達障がい支援センターの青芝夏樹です。

得意なことを把握する

発達障害があると、得意なことと不得意なことの差が大きいと言われています。自分が何が得意なのか把握しておく必要があります。把握する方法はいろいろあります。

自分の経験から把握する

自分が今まで経験してきた中で、この仕事は人より早いな、この仕事は人より遅いなというのが分かるはずです。あまり仕事をしたことない人は、自分が興味のあるアルバイトやボランティアをやってみたらよいと思います。

周りの人に聞いてみる

親や周りの人に聞いてみるのもいいでしょう。「私は何が得意でどんな仕事が向いている?」と。周りの人は客観的に見るので、あなたがどんなことが得意か教えてくれるでしょう。

検査で把握する

また、検査で得意不得意を見つける方法があります。知能検査のWAIS、WISC、K-ABC、田中ビネーなどです。職業適性検査のGATBでもいいでしょう。これらの検査を受けると、同じくらいの年の人との比較で何が得意で何が不得意かがはっきりわかります。

反復作業が得意なのか、文書を書く作業が得意なのか、思考能力が高いのか、空間認知能力が高いのか、コミュニケーション能力が高いのかわかります。

自分が得意な分野がわかったら、それを伸ばす訓練をした方が良いです。不得意を克服したところで人並ですが、得意を伸ばすと人の先をいくことができます。得意なら苦にはならないでしょう。

仕事の探し方

決して給与で仕事を選んではいけません。得意で選ぶようにしましょう。

自分の得意を活かせる仕事はどんなのがあるか、インターネットで調べてみましょう。

例えば、思考能力が高いのであれば、「思考能力 仕事」で検索してみましょう。反復作業が得意なら「反復作業 仕事」で検索してみましょう。

そのようにどんな仕事があるか、まずは調べてみましょう。

仕事探しは仕事をするのと同じくらい力をかけて時間をかけて探す必要があります。仕事を探すのも仕事です。

 
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