こんにちは。発達障がい支援センターの明石美和子です。
皆さんは、忘れ物したことありますか?
完璧な人は居ないので、誰しも一度は忘れ物をしたことはあると思います。
忘れ物というのは、自閉症スペクトラムの方のいろんな特性からとてもよく起こる問題と言われています。言われただけでは忘れやすく、一つのものから他に必要なものを予測することは、苦手とします。
例えば、時間割を見て「国語」と書かれていても何が必要なのか明確に必要な物を書いていないと何が必要なのか判断することが難しい行為となります。
周りから見て
「何故、時間割を見てないんだ!」と、思われるかもしれませんが、決して自閉症スペクトラムの方は
怠けてる
無視してる
努力が足りない
と言うわけではありません。
ルールといわれる認知機能を働かせることが定型発達の方と比べて、苦手であるといわれています。
出来てない事に着目せず、何が必要なのかが一目で分かる視覚的な手がかりとなるものがあると、自閉症スペクトラムの方たちは、とても助かります。
起こった行為に対して反省も必要ですが、自閉症スペクトラムの方の特徴を理解し、その子と一緒になって解決策を考えてみてくださいね。
そして、出来た時は思い切りその子を褒めてあげてくださいね。