こんにちは、発達障がい支援センターの神谷今日子です。
発達障害のあなたは、2022年にできなかったことを後悔していませんか?
発達障害の子どもを持つ親であるあなたは、2022年にできなかったことを後悔していませんか?
年末になり、今年を振り返った時に、やり残したことばかりだと、焦りますし、後悔もしますよね。
まだあれもできていない…これもできていない…
これもやろうと思って買ったのに…
できなかった自分はダメだ…
もっとちゃんとしないと…
こんな風に思うこともあるかもしれませんね。
今日は、こんな、年末の後悔についてお話できればと思います。
年末に後悔するのはなぜ?
『後悔』とは、「後になって悔やむこと」です。
1年を振り返った時に、後悔するのはなぜでしょうか?
今年はこれをしよう!とか、年末までにこれをしよう!といった目標が達成できなかった時に、後悔することが多そうですね。
やろうと思っていたのに、できなかった。
だから、後になって、もっとやっておけば良かった!と悔やむのですね。
後悔や自責の念の苦しみ、どうすればなくなる?
でも、目標を達成できなかったことを、あまりに後悔したり、それによって自分を責めたりすると辛いですよね。
こんな後悔や自責の念を軽減するには、どうしたら良いのでしょうか?
・今からでもできるだけ早く目標を達成すればいい
一番最初に浮かぶ対策はこれですかね。
目標を達成できなくて後悔しているのであれば、今からでも目標を達成できるように頑張ればいい!そう思うかもしれません。
確かに、それで目標を達成できれば、後悔や自責の念は軽減しそうですね。
ただ頑張っても達成できなかった場合、後悔や自責の念はなくなりません。
また、めちゃくちゃ頑張って目標を達成したとしても、より高い目標を掲げて、後悔したくないからまた頑張りすぎる…というループを繰り返している発達障害の方もいるかもしれません。
・目標をなかったことにしたり、立てること自体をやめたりすればいい
目標を達成しようと頑張っているのに、なかなかできなかった時。
目標をなかったことにしたり、立てること自体をやめたりしようとする発達障害の方もいるかもしれませんね。
いや、こんなの本当はやりたくなかった!もういいんだ!別にいいや!といったようにですね。
確かに、一時的に、後悔や自責の念がなくなるかもしれませんが、やれなかったという事実は残ったままです。
見ないようにしても、どこかで後ろめたさなどが発生することが多いです。
このように、目標を達成しようと頑張りすぎたり、目標をなかったことにしたりするのでは、なかなか後悔や自責の念は解消されません。
年末の後悔や自責の念を上手に対処するには?
では、目標を達成できなかったことへの後悔や自責の念は、どうしたらよいのでしょうか?
対処法としては、
できなかったことは、できなかったとして、そのまま見つめましょう。
目標を達成できなかった自分は、目標を達成できなかった自分として、そのまま見つめましょう。
できなかった自分はダメ!目標を達成できなかった自分はダメ!という自己否定をしていると、心身を壊すまで行動を続けたり、できない自分になりたくないから行動できずに最初から投げ出したりすることが多くあります。
できなかった自分、目標を達成できなかった自分、そんな自分をそのまま見つめて、受け入れるのです。
最初は苦しいのですが、受け入れられるようになると、できなかった原因なども、客観的に見れるようになります。
客観的に見れるようになると、後悔や自責の念に悩まされることが減っていきます。
(後悔も自責の念も主観的なものだからです)
また、
ここは、こんな風に見積もりすぎたから、来年はこうやってみよう。
ここは、こんな目標に変えてみよう。
といったように、目標を柔軟に扱えるようになります。
発達障害の方は、特に、後悔や自責の念に囚われやすいです。
そして、後悔や自責の念を恐れるあまり、目標を立てることも怖くなったり、身動きが取れなくなったりしてしまうこともあります。
ですから、アンガーマネジメントならぬ、後悔マネジメントをおこなえるようになることがとても大切なのです◎
私たちカウンセラーも、発達障害の方の後悔や自責の念の悩みに寄り添い、解決できる方法を提案しています。
年末の後悔に悩んでいる方、目標の立て方がうまくできない方は、ぜひ一度、ご相談くださいね。
そして、今回のブログで、私、神谷今日子がブログを更新するのは最後になります。
今まで、お読みいただき、ありがとうございました。
これからも、発達障害のある方の生きづらさが解消し、みんなが笑顔でいられる社会を作るために、カウンセラーとして貢献していきたいと思います。