こんにちは。発達障がい支援センターの青芝夏樹です。
発達障害があると、物をよく見てない、観察していないことがあります。
そうすると、変化に気づないのです。よく見ていないからわからないのです。
観察力がないことで困ること
- 人の顔を覚えられない。
- 表情が読めない。相手の気持ちがわからない。
- 信じやすく、騙されやすい。
- 情報を鵜呑みにしてしまう。
- 思い込みが激しい。
- わかったつもりになってしまいやすい。
- 周りに気配りができない。
周りに気配りができないと仕事上、困ることが起こってきます。
「気配り」とは、「相手や周りの人が、望んでいる事」を先回りして、行うことです。
「相手や周りの人を助けたいと思う気持ち」からの行動となります。
仕事をしていて、同僚が困っているときには気配りができれば、手伝ってあげたりできるのですが、観察ができないので、困っていることに気づかなかったり、困っていても手伝おうとしなかったりします。
ソーシャルスキルトレーニング
ソーシャルスキルトレーニングとしては、場面を想定してイメージトレーニングを行います。
例えば、「同僚が書類を落として資料が散乱したとき、どうするか?」
「同僚がため息をついているとき、どうするか?」などです。
また、観察力は人間関係を円滑にするのにも役立ちます。同僚が髪を切ったとか、新しい鞄を買ったとか、その時に「髪切った?」とか「いい鞄買ったね。よく似合っているよ」などと声をかければ、人間関係も円滑に行くようになるでしょう。
常に観察することを意識することです。
簡単なトレーニング法
観察力を身につける方法として、「間違い探し」や「画像のおかしなところを見つける」というトレーニングもいいでしょう。
いろんなスマホアプリがあるのでダウンロードして、やってみてください。それにより、普段の観察力が高まるでしょう。変化に気づくには、観察力を身につけることが大切です。