こんにちは。発達障がい支援センターの明石美和子です。
自閉症スペクトラムの特性として【言葉どおりに受け取ってしまう】と言うことが挙げられています。
例えば、挨拶として「お疲れ様です」と言う言葉を耳にすることがあると思います。私たちは、「お疲れ様です」と言われたら「お疲れ様です」と、返しますが自閉症スペクトラムの方はこの場合は、「?お疲れ様?特に疲れて無いけどな〜」と言う風に捉えがちです。また、会話の始めによくお天気の話になったりしますが、「このところ寒いですね〜」と言う言葉に対して、「このところ?どのところ?」と言う風に疑問に思うために、会話のキャッチボールが苦手とする特徴があります。
しかし、よくよく考えてみると自閉症スペクトラムの方が捉え方は特に間違いがあるわけではありません。そんな風な思考が働いてもおかしくはありません。
私たちは、知らず知らずのうちに産まれた頃から、または、成長する段階において一緒に接していた親や祖父母、兄弟や社会から特に教わったわけでもなく当たり前のように学んできたことがたくさんあります。ほとんどのことが疑問に思わずに当たり前になってることが、よくよく考えると本当にそうなのかな?と思うことばかりです。
それらは良い悪いと言うにジャッジをする必要はありません。でも、それをしないからと言って、しない方に対してジャッジをする必要もありません。また、自分自身の思考が正しいんだと、押し付ける必要もありません。色んなやり方があって良いのです。色んなやり方に気付き試してみた方がより、楽しさが増した風に思いませんか?視野を狭めず色んなことに気付いていってみてくださいね。