こんにちは。発達障がい支援センターの明石美和子です。
同じものを見ていても、人によって見えてくる景色は人それぞれです。多くの人は、探し物をしてる際ごちゃごちゃしてる中でも、自分が探しているものに対してフォーカスして見つけることが出来ます。しかし、自閉症スペクトラムの方は、探してる物を探してる際、色々な物が視覚に飛び込んできて探してる物だけにフォーカス出来ず、気が散ってしまい何を探さてるか分からなくなってきます。
高い視野から全体的にものを捉えることが苦手で、細部の物が各々が主張して見えて全体的に見ることが出来ません。一つ一つの物は、鮮明に見えますが統合して見ることは、苦手なことの一つとなります。
細部の物は見えてるので、一つ一つ並べて見せると探してる物と探してない物と区別がつきやすく、視覚的に見つけやすくなります。
自閉症スペクトラムの特徴を知ることで、やり方を少し工夫するだけで、苦手とするものが出来ることに変わります。一つのやり方だけに捉われず、色々試してみてくださいね。