こんにちは、発達障がい支援センターの水野幸子です。
発達障害のあなたは、
自分はたくさん問題を抱えていると思っていますか。
それとも、 自分は問題は全然ないと思っていますか。
問題がたくさんあると思っているあなたは、いくつ問題を持っていますか。
・友達ができない
・うまくコミュニケーションが取れない
・思うように仕事が進まない
・ミスばかりしてしまう
・上司に怒られてばかりいる
・忘れ物が多い
・遅刻してしまう
などなど。
問題があると思っている人は、こういったことも問題と思っているのではないでしょうか。
自分に問題はないですよと思った方のなかには、
あれ、そう言われると、忘れ物するよ、遅刻することもあるよ、それ、問題なの?と、思われた方もいるでしょう。
つまり、同じことが起こっていても、 問題と取る人と問題と取らない人がいるということになります。
問題と取っている人は、そのことで悩んでいるので、苦しいですよね。
例えば、朝寝坊したとき。
ああ、寝坊してしまった!と落ち込むのは辛いですよね。
問題と思っていない人は、 あら寝坊してしまった!まずいまずい!と思いながらも、落ち込まず、次の行動を始めています。
次の行動をしているということは、問題の向こうにあるものを見ているんですね。
今の例で言うと、遅刻し寝坊してしまった。
問題と思っている人は、寝坊したことを後悔しています、寝坊した自分を責めています。
もしかしたら、 もうダメだって言って動けなくなっているかもしれません。
動かないで準備をしないと、 どんどんどんどん朝の時間がなくなっていき、本当に遅刻してしまうかもしれないですよね。
では、寝坊することが問題と思っていない人はどうでしょうか。
毎日寝坊していても、1年間365日寝坊をしていても、問題と思っていない人は 遅刻しなければいいと思っているのでしょう。そして、朝の準備をすごく急いだりするんですね。
朝食を抜くとか。顔を洗うのをはぶいてしまうとか。
なんとか遅刻しないようにしよう。
問題を飛び越えて、次、どうしたらいいかを考えて動いている。なので、問題と思わないんです。
問題と思っていないとしても、寝坊しないようにしたいな、ちゃんと朝起きれるようにしたいな、ゆっくり朝の時間過ごしたいな と思っているでしょう。
自分を責めるほど問題と思っていないっていうことなんですね。
寝坊をしても、遅刻をしない、ちゃんと会社に間に合う、学校に間に合うという人を、 うまくいっているということにしましょう。うまくいっている人には、問題を問題と捉えない という思考があるんです。考え方をしているんですね。
寝坊しているのことをすごく問題だって思っている人は、それを起こしてしまうことで、自分を責めて 自分を苦しめてしまうので、ますます問題が大きくなってってしまうのです。
その結果、自己肯定、自己受容感、自分のことを認めるということがだんだんできなくなってしまうんですね。
自分で自分のことを認められていないと、生きていくいく上で、とても苦しくなります。
それは、自分が行動することを認められないっということになるんですね。
人から認められて、やっと、認められたと安心ができ、自分を認めることができる。
でも、人はまずは自分で自分を認めていくことが大切なんです。
そのために、 問題を問題と考えないことが大切です。
そうすると、
私はダメなんだ
もう嫌だ
生きている価値なんてないよね
といった、自分を否定するネガティブな気持ちがなくなります。
あなたが問題と思うことが起きたら、それは問題ではなく、あなたが成長するためのものと思って、じゃあ、 次どうやって動いたらいいのかなと考えていきましょう。
ですので、 どうしても朝起きられない、朝寝坊してしまうという時は、
じゃあ、朝ちゃんと自分が思う時間に起きるためにはどうしたらいい。
早く寝た方がいいんじゃないか。
目覚ましの目覚まし時計の数を増やした方がいいんじゃないか。
というように、予防策をまず考える 。
予防策を考えてもダメだったとしても、そこで、だから、私はダメなんだと自分を責めるのではなく、次の行動に移りましょう。
予定よりも5分遅く起きてしまいました。遅刻しないように出発するのは〇時です。
あと、◇分しか時間がない。じゃあ、何をはぶく。どれだけ何をする。
そこをまた考えて動けばいいんですよ。
発達障害のあなたの中には、それが特性によってうまくできないことがあります。
ですので、予防策をよくよく考えて 行っていきましょう。
例えば、寝坊をした時は、 すぐに動けるよう事前に準備をしておく。
出かける5分前に起きたとしても、着替えて鞄持って出ることができる状況にしておけばよいのです。
ご飯をコンビニなどで買えばいいのです。何かを口にポンって入れることはできるし、 飲むこともできます。顔洗うのは、ウエットティッシュを利用すればいいのです。
会社や学校のトイレで、顔を洗うこともできます。
まずは会社や学校などに向かうということ、玄関を出ることを行いましょう。
発達障害の特性など、色々知りたい方は、発達障がい支援センターの 無料メルマガに書いてあります。登録して読んでくださいね。
そして予防策の取り方などわからないよという方は、発達障がい支援センターの心理カウンセラーのブログの中にもヒントがあるので、ぜひ読んでみてください。
1人でどうしたらいいかわからない、助けてほしいと思っているあなたは、私たち発達障がい支援センターの心理カウンセラーがいつでもあなたに寄り添うということを覚えておいてくださいね。
それでは今日は、これが問題だ。また、壁にぶつかったっと思うことが起こった時は、
これは、乗り越えられるものなんだ。成長するもの、成長できるチャンスなんだ 。と捉えましょう。
じゃあ、どうすればいいのか、あなたがどうしたいのか考えてみてくださいね。