こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
あなたは、発達障害がある子どもに手がかかると思ったことはありませんか。
あなたは、発達障害がある子どもが言うことを聞いてくれないと思ったことはありませんか。
あなたは、発達障害がある子どもが人に迷惑をかけるのが困ると思ったことはありませんか。
あなたは、発障害がある子どもが将来自立できるのか不安に思ったことはありませんか。
親が子どものことで悩んだり心配したり不安を感じたりしていると、子どもは自分のせいで親が困っている、自分のせいで親が悲しんでいる、自分のせいで親が不幸になっていると思うようになります。
そうすると、子どもは自分に自信が持てなくなり、自分は役に立たないダメな子なのだ、自分なんて生まれてこなければ良かったと感じることさえあります。
親の悩みや不安の多くは、子どもが発達障害があることが問題なのではなくて、親が「こうあるべき」「こうしなければならない」「みんなと同じようにできなくてはいけない」といった親自身が持つ価値観から外れることを受け入れられないことに原因があります。
たとえば、子どもが食べ物を良くこぼす場合、親が「食べ物をこぼしてはいけない」「食べ物をこぼしたら迷惑をかける」と思っていると、イライラしたり腹が立ったりします。
子どもに対して「食事中に席を立たない」「箸は正しく持つ」「食べものをこぼさない」「手づかみで食べない」など、いくつものルールを守るように求めていると、発達障害がある子どもはどうしたらいいかわからなくて、どもルールも守れないということになります。
どうしても食べ物をこぼしてほしくないのなら、箸の持ち方が正しくなくても手づかみで食べてもいいから、こぼさないようにだけするとか、できることを1つだけ選ぶことで、それだけはできるようにもなります。
大切なことは、元気に毎日生きていることです。
「発達障害だから」ということに囚われず、思い込みを手放して、何ができるのかを考えながらやっていけば、できることが増え、楽になっていきます。