こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
発達障害や発達障害の傾向をもつお子さんを育てている親であるあなたは、
子どもに条件をつけていませんか?
条件とは”こうでないといけない”という思いのことです。
いい子じゃないといけないよ!
勉強ができるようにならないといけない!
宿題をきちんとやらないといけない!
友だちと仲よくできないといけない!
弟のめんどうを見ないといけない!
忘れ物をしないようにさせないといけない!
親のいうことはきかないといけない!
課外活動も積極的に取り組まないといけない!
特技がないといけない!
自分に自信がないといけない!
・
・
・
という様々な条件をつけて子どもに接していませんか?
この条件が多ければ多いほど、子どもとの信頼関係が築きづらくなってしまうのです。
子どもとの信頼関係を築くには、条件をつけずにありのままの子どもを認めてあげることがとても大切ですよ。
「○○ができないといけないよ」「○○しないといけないよ」
ということは言わないといけないこともあるし、言ってもいいのですが、
その前提として、
○○ができなくても、欠点があっても、
そんなことは関係なく、
「どんなあなたでも愛しているよ」
という気持ちが子どもに伝わっている状態、つまり子どもとの信頼関係を築いておくことが大切なのですね。
そのために、あなたの無条件の愛をあなたのお子さんに表現してあげてくださいね。
ちゃんと口に出すことが大事です。
口に出して言葉として伝えないと、子どもはなかなか伝わらないのです。
「○○がたとえできなかったとしても、あなたのことをきらいになることはないよ」
「あなたの存在自体がOKなんだよ」
ということを、お子さんにきちんと伝えてください。
お子さんへの愛情をきちんと表現していくことが大切なのです。
スキンシップも大切です。
テクニックではありません。
お子さんに合った方法で、年齢などによって表現方法が変わることもありますが、親子の信頼関係を築くことは、親御さんにとってもお子さんにとっても、ものすごく大切なことなのです。
もう高校生だから、もう大学生になってしまったから・・・と遅すぎることはありません。
まだまだお子さんの人生も、親であるあなたの人生もこれから続いていくのです。
あきらめずに伝え続けていってくださいね。
定型発達のお子さんだと、
文字からの情報、音声からの情報、見た目からの情報の3つから情報を取り入れて総合的に判断するところを、
発達障害の程度によっては、文字情報しか入ってこないということもあるので、
かえってLINEなの方がコミュニケーションとりやすいということもありますよ。
要は、自分が親から育てられた方法しか知らないのです。
なので、そのやり方が自分の中で当たり前のことになってしまっているので、同じことがおきてしまっているのす。
今まで無条件の愛を子どもに対してあまり表現してこれなかった、という親御さんの中には、
すぐには自分のことを変えられないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、子どもとの信頼関係がうまく築けない方は、自分の親との関係がうまくいってないという方もいらっしゃいます。
ですから、自分の中で当たり前になっていることに気づいて、
その当たり前になっていることを自分の子どもにあてはめて見ないように意識することが大切なのですよ。
あなたの幸せになる子育てを応援しています。