こんにちは。発達障がい支援センターの水野幸子です。
発達障害のあなたには、こだわりがありますよね。
仕事をしていて、学校の課題を行っていて、
こだわりすぎて提出期限に間に合わなかった
一つのことにこだわり過ぎて、他のことに時間が足りなくなってしまった
という経験があるのではないですか。
こだわりすぎだよ
完璧主義なんだね
と言われているのではないでしょうか。
このような経験を繰り返していると
こだわる自分はダメなんだ
完璧主義はよくないんだ
と、自分で自分を責めるようになっていきます。
また、完璧を基準に物事を考えてしまいます。
完璧が100点だとします。
99点でも満足できません。
1点足りないと自分を責めることになるのです。
それは、つらい、苦しいことだと思いませんか。
自己評価は加点式
角度を変えて見てみると
99点もできているのはすごい、となります。
1点足りなと責めるのは、減点式。
99点もできていると思うのは 加点式になります。
発達障害のあなたは、減点式と加点式で自分を評価するのなら、どちらの方法で評価したいですか。
私は加点式がいいです。
加点式のほうが、気持ちよくいられます。
減点式の方法で落込もうよりも、加点式で気持ちよくいたいですよね。
まっいいか
まっいいか、と言ってみる。
完璧を求めていると、どこまで行っても、どれだけやっても、次から次へと気になることが出てきて、満足できる状態にならないことがあります。
そんなときにつぶやいてみるといい魔法の言葉が「まっいいか」です。
煮詰まっているときなどに、「まっいいか」と言ってみると、肩の力が抜けるような感じになります。
発達障害のあなたは、「まっいいか」と言うなんて、いい加減すぎる、と感じているでしょうか。
いい加減というと、だらしないなどのマイナスなイメージがあると思います。
ですが、よくよく考えてみると
いい加減とは、あなたにあっている丁度よい状態、という意味だと分かりますよね。
完璧である100点を目指いして、あなたがヘトヘトに疲れてしまうのなら、
95点で、あなたが元気でいるほうがいいということです。
過程を評価する
完璧にこだわっている発達障害のあなたは、出来上がった結果だけを評価していませんか。
ですので、99点でもこんな自分はダメだと責めてしまうのです。
99点を取るまでに、発達障害のあなたはどんな努力をしましたか。どんな工夫をしましたか。
100点ではなくても、99点になるまでの過程に、もっともっと目を向けましょう。
そのときも、足りないことに目をむけるのではなく、行ってきたことに目を向けてください。
こんなに頑張ったよ。よくやったね、と自分で自分を褒めてください。
こだわること、完璧主義であることは、悪いことという負のイメージがあるかもしれません。
ここでも、角度を変えて考えてみましょう。
こだわること、完璧主義であることは
・よりよい仕事ができている
・ミスが少ない
という、良いこともあるのです。
よりよい仕事ができていて、ミスが少なければ、訂正することやり直すことが少ないということになります。
それは、1つの課題に取り掛かる時間が短いということになります。
ですので、こだわること、完璧主義がいけないことではないのです。
ただ、発達障害のあなたが苦しくなるほど、周りに迷惑をかけて人間関係がうまくいかないと感じるような状況ならば、完璧よりもあなたの幸せ、楽しさを選んで欲しいのです。
発達障害のあなたが、いつも笑顔でいられるように応援しています。