こんにちは。発達障がい支援センターの阿部由香里です。
季節が6月になりますが、この時期に学校行事で文化祭が開催されるところもあると思います。
私ごとですが、次男が高校三年生になり、先日は高校最後の文化祭を観に行ってきました。
今年はコロナの規制が緩んで、3年ぶりに学校外からも観覧者を迎えて、盛大に開催されていました。
在校生だけでなく地域の中学生の創作作品も展示されていたり、各教室では地域のお店とコラボしてパンやスィーツや野菜も販売していました。私は思わぬ買い物をしてお土産を持ち帰りました。
いろんなゲーム会場もあって「もぐらたたきゲーム」や生徒が馬を演じる「競馬ゲーム」など提供していて楽しんできました。
さて、文化祭の他にも3年生のイベントとしては、この頃には進路の最終確認もあります。
進学を希望する子は受験校を決定したり、就職希望の子は希望の就職先を決めていきます。
発達障がいのある生徒の就労支援として学校では、本人と親御さんがスクールカウンセラーや担任の先生たちと相談しながら決めていくことになります。
この時、発達障がいの療育手帳を取得していると、お子さんの適性を考慮した職場を学校からの支援紹介を受けやすいでしょう。療育手帳を取得していない場合でも、必要だと思ったら就職してから取得するケースもあります。
企業に就職してからも、社内でのコミュニケーションや就業内容の適応など、ご本人や親御さんの心配はあるかもしれません。
公的「職場適応援助者(ジョブコーチ)支援」の活用で、職場での適応を支援できることもあります。また、心理カウンセラーによるSSTやメンタルヘルスの支援でうまくいくこともあります。支援者は、必要なサポートをチームで形成できたらと願っています。