こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
発達障害の特性を持っている、もしくは発達障害のグレーゾーンのお子さんを育てている親であるあなたは、
わが子が自分の気持ちや考えを言葉にするのが難しい方なのかな、と気になっていませんか?
発達障害(神経発達症)、特にASD(自閉症スペクトラム障害)の方の中には、自分の気持ちや考えを言葉にするのが難しいという特性を持つ方がいます。
そして、ASDの方には、特定の刺激を過剰に受け取ってしまう「感覚過敏」の特性や、刺激に対しての反応が弱い「感覚鈍麻」の特性をもつ方もいます。
感覚鈍麻の特性が強いと、「自分の感情がよくわからない」「思っていることを言葉にしてうまく伝えられない」ということで本人が困っていたり、本人があまり困っていなくても周りの方が困っていたりするということもあります。
発達障害・ASDは生まれつきの脳機能の偏りによる障害ですが、
自分や相手の気持ちに気づけるようになるためには、
気持ちに気ついて言葉にするためのトレーニングをしていくことによって、克服できる場合もありますよ。
まずは自己理解、そして自己受容
発達障害や発達障害グレーゾーンの当事者の方、そして親や教師など周りの支援者の方が、発達障害の特性で、自分の気持ちや考えを言葉にするのが難しい状態になっているということを理解しましょう。
そんな状態を責める必要は全くありません。
自分は(もしくはわが子は)は自分の気持ちや考えを言葉にするのが難しいんだな、苦手なんだな、ということを受け入れるということがとても大切です。
受けれること、許すこと、まずそこがスタートです。
親しい人からアドバイスをもらう
ASDの方は自分を客観的に見ることが苦手な傾向にあるので、信頼できる人から「周囲にどんな印象を与えているのか」「トラブルの原因が自分のどこにあるのか」など、率直にアドバイスをもらうこともひとつの方法です。発達障害専門のカウンセラーなど専門家に頼るのもいい方法ですよ。