こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
発達障害がある人は、怒られることがあたり前になっていて、怒られることを繰り返すうちに「自分はダメなんだ」という劣等感を強固なものにしていることがありますが、そんな人でも、少しずつ自分を変え、小さなことでもいいので自信が持てる経験を重ねていくことで、人生を楽しむことができるようになります。
発達障害がある人は、周りの人ができていることができないことで怒られたりバカにされるということが多くなりがちです。
その反面、周りの人が苦手とすることが得意だったり、他の人が気づかないことに気づくこともあるので、その特性を活かせば大きな功績をあげたり、社会で活躍できるようにもなります。
周りの人の理解があれば発達障害がある人が活躍できますが、実際には周りから怒られたり仲間外れにされることが多いのが現実です。
周りの人たちが意識を変えてくれればいいのですが、自分以外の人を変えることはできません。
しかし、他人を変えることはできなくても、自分を変えることはできます。
発達障害がある人自身が自分の考え方やコミュニケーションを変えることで自ら活躍する道を切り開いていけば、周りの人の理解も得られるようになっていきます。
たとえば、上司から怒鳴られることが多いのだとしても、日ごろから上司の話を丁寧に聴いたり報告や連絡を怠らないように心がけるなど、上司との関係を良好なものにするための努力はできます。
上司に取り入るとか妥協するということではなく、ただ否定せずに話を聞いたり穏やかな表情を心がけるだけでも、相手の受ける印象は変わります。
自分には「発達障害がある」という理由で自分の可能性をあきらめてしまえば、人生はつらく苦しいものになりますが、自分には何ができるのかを考え、自分の可能性を信じていけば、自分を成長させ、しあわせな未来を手に入れることができます。