こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中のあなたは、お子さんに得意なことと不得意なことの差が大きいと感じることはありませんか?
あなたのお子さんに発達障害の特性があったり、発達障害の診断には至らなくても発達障害のグレーゾーンであったり、発達障害の傾向が見られるといった場合に、
得意なことと不得意なことがはっきりしてくることが多いです。
不得意なこととして、
・失敗を経験することが多い
・周りの子たちが簡単にできていることができない自分がイヤになる
・親や先生に注意されることが多い
・友だち関係がうまくできない
・勉強で特定のものに苦手感が出る
など、自信をなくす経験をすることが多いことがあります。
発達障害の特性により、ショックの感じ方も大きく、
自分なんてダメじゃん
こんなこともできないの?
なんて、自分を責めてしまって、
自分のことをきらいになってしまうことにつながる可能性が多くあるのです。
お子さんの発達障害の特性に周囲の大人が気づいたときには特に、
お子さんが自分に自信を持てるような関わりができるといいですね。
お子さん自身が、『自分を認める』『自分を信じる』気持ちを持てることがとても大切ですよ。
この『自分を認める』『自分を信じる』気持ちを持つことができていないと、大人になってからも自分ではなく自分以外の人のことを信じてしまうことになり、生きづらい人生を歩んでいく可能性が高くなります。
子どもには幸せに生きていってほしいですよね。
自分で自分のことを認めることができて信じることができると、
『自分はできる!』と行動することができるようになります。
この行動することができるため力、つまり自己肯定感を育むために、
親であるあなたは、お子さんを一人の人間として大切にしてくださいね。
お子さんを一人の人間として大切にするために一番大切なことは、
子どもをどんな条件もつけずに、ありのままに認めて受け入れる
ということです。
どんな条件もつけない、つまり無条件であることがポイントですよ。
○○ができないといけない
勉強ができないといけない
いい子にしていないといけない
友だちと仲よくできないといけない
部屋を片付けていないといけない
気が利かないといけない
・
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・
というような条件をつけないことです。
子どもに条件をつけていると、子どもは親に愛されるために親から与えられた条件に合ういい子になろうとします。親の言うとおりになろいうとします。すると、本当の自分の気持ちに蓋をして生きていくことになるので、自分に自信なんか育つわけがありません。親の言うとおりのいい子、つまり親を信じているのですから自分のことが信じられるわけがないのです。こうして自我が歪んでいくのです。
ですから、
子どもをどんな条件もつけずに、ありのままに認めて受け入れる
ということをなによりも大切にして、お子さんの自己肯定感を育んでいってくださいね。
あなたの幸せになる子育てを応援しています。