こんにちは。発達障がい支援センターの水野幸子です。
あけましておめでとうございます。2024年、辰の年が始まりました。
皆さんはどんな気持ちでいらっしゃいますか。龍のごとく空高く舞い上がるぞ。と意気込んでいらっしゃいますか。
龍のように空を高く昇るためにも、土台作りをまず始めてみたらどうでしょうか。
それが今回のお話です。土台作りとはどういうことなのか、身体の筋肉を例えてお話しますね。
例えば、バレーボールの選手があれだけジャンプができるのも、オリンピックの選手がメダルを取るのも。そもそもオリンピック選手に選ばれるためにも、選手の皆さん身体の基礎があるからですよね。
今、中学1、2年生や3年生の若い子が、今はオリンピックに行ける状況じゃなくても、 プロスポーツ選手になれる状況ではなくても、毎日毎日何かをしていたらオリンピック選手になれる確率があがると思いますか。プロスポーツ選手になれると思いますか。選抜試験受けるまでのところに行けると思いますか。大きな大会に出れるようになるところまで行けると思いますか。
それは 基本ですよね。基礎体力作りです。
筋トレのことで考えていくと、腹筋が1回もできない人がいきなりオリンピック選手のように活躍することができるでしょうか。
腹筋があっても背筋がなければ体のバランスが悪いので、スポーツをしている時は怪我をしやすいでしょう。
筋肉には、腹筋、背筋と太もものジャンプのための筋肉、ふくらはぎ、腕など、多くの筋肉がありますよね。腹筋だけが強ければいい、固ければいいというものでもないのです。長期間スポーツを続けるにはケガをしないことが大切です。そのためには、バランスよく筋肉をつけることも大切です。そして筋肉が硬いだけではダメなんですよね。どんなことにも対応できる 柔らかい筋肉もすごく大事になってきます。
これは私たちの心にも、 発達障害のあなたの心にも言えることです。
龍のように天高く昇るぞ!とたくさん目標を書いていませんか。
今年はこうする、こうなると目標を書くことはとても素晴らしいことです。
その目標は是非、紙に書いてよく見えるところに張り出してください。
もしくは、 スマホの待ち受け画面などで忘れないように書いてください。
常に見えるところにあるのは、叶えるためにはすごく大切なことです。
ただ、そこに行くまでの土台ができていなければ、せっかくやる気があっても
ああ、ダメだ。
やっぱりできないわ。
と落ち込むことになりかねません。
大きな目標はどんと紙に書いて毎日見れるようにしましょう。
そして、目標を叶えるための土台も作っていきましょう。
その目標を決めたのにはどんな意味がありますか。
例えば
仕事でミスばっかりするから、今年はミスをしないようにしよう
学校行くときに忘れ物ばっかりするから忘れ物をしないようにしよう
友達との約束をすぐ忘れてしまうから、約束を守るようにしよう
というような目標をたてていませんか。
人は1年間振り返って、あ、これができなかったな。じゃあこれをしよう。
これはできるようになろうという目標を立てることが多いです。
それはすごく大事なこと。やれなかったことをやれるようにするって考えることはとても大切なことです。ただ、 その自分がやれなかったことを 許してあげていますか。
あーやっぱり私はダメだ。またミスをしてしまった。
やっぱり私はダメだ。また忘れ物をしてしまった。
友達に迷惑かけちゃった。私また約束守れなかった。
と、自分を責めているところからスタートしていませんか。
まずは、 自分のことを責めてしまっているところを許してあげるということから始めましょう。
ミスをしてしまったことも、忘れ物をしてしまったことも、約束を守れなかったことも、それは私です。
それを許します。それも私です。
と、許して 受け入れていきましょう。その土台がある方が、目標を達成しやすいです。
ただ、発達障害の人には特性というものがあります。
ミスをしてしまいやすい。忘れ物をしてしまいやすい。約束を破ってしまいやすい。それは仕方がありません。
それがあなたの特性であるのならば、それはあなたが目指しているような状況にまでなれないかもしれません。諦める必要はありません。
目標のようにできないと、あっという間に目標まで達成できると思うのはやめましょう。
そこに行くためにまず第一段階 どんな工夫をしようか考えましょう。
階段を昇るように一段ずつ確実に進んでいけば、目標に到達します。
もちろん人に助けを求めることも大切です。携帯や お友達やご家族、そしてパートナに手伝ってもらいながら、その目標に向かって 行きましょう。まずは土台が大切です。自分のことをしっかり許して、 受け入れてあげましょう。
そうすれば、空に向かっていく龍のようになっていけますよ。
発達障害のことをもっと知りたいというあなたは、 下のバナーからメール、無料メルマガを登録してくださいね。
1人で悩んでいる発達障害のあなた、支援者さん。
相談する相手がいないよ。パートナーいないよ。助けてくれる人いないよ。と思っているあなたは、 いつでも私たち発達障がい支援センターの心理カウンセラーがそばにいるということを忘れないでくださいね。
そして、このブログにもヒントはたくさんあります。読み続けてくださいね。
それでは、今年も良い時をお過ごしください。