発達障がい支援センターの西浦まゆみです。
発達障害の子どもを持つ親のあなたは
「ビジョントレーニング」を知っていますか?
「ビジョントレーニング」とは、目で物の性質や状態を捉える力を高め、
見たものを正しく認識したり、自分の体をイメージ通りに動かす機能を
向上させるトレーニングのことです。
ビジョンとは、視力だけではなく、物を見る力(視覚機能)全般を指します。
発達障害のわが子の中には、
この「見る力」が弱いために、
様々な感覚や運動の問題を抱えていることが少なくはありません。
発達障害のわが子の見る力が弱いと、
・黒板の文字を写すのが苦手
・文字を読むのに飛ばし読みをする
・文章の行や列が変わる時に読んでいた所がわからなくなる
・定規のメモリを読むのが苦手
・探し物を見つけるのが苦手
・球技が苦手
などの困りことが起きやすくなります。
発達障害のわが子が、本を読んだり、文字を書き写すのが苦手だったり、
球技ができなかったりするのは、この見る力が弱いからです。
この「見る力」を高めるためにビジョントレーニングがあります。
ビジョントレーニングは、発達障害のわが子の状態によって変わってきます。
眼球運動のトレーニング、視知覚認知のトレーニング、
目と手の協応のトレーニングなど
発達障害のわが子の状態に合わせたトレーニングをしていきます。
視線だけを動かす練習や風船バレー、
間違い探しもビジョントレーニングになります。
発達障害のわが子の目の力が弱いと感じていたら、
ビジョントレーニングをしてみませんか?