心理カウンセラーのブログ

発達障害っ子と認知の歪み

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発達障害 支援センターの西浦まゆみです。

発達障害のことを話す時、大抵の場合、認知の歪みがあると言われます。

発達障害の子どもを持つ親のあなたは「認知の歪み」を聞いたことはありますか?

認知の歪みとは、知覚、判断、想像、推論、決定、記憶、言語理解など
様々な要素が含まれた認知機能が歪んでいることです。

認知の歪みがあるから、
発達障害のわが子はコミュニケーションが苦手だったり、
生きづらさを抱えていたり、他人から誤解をされることが多いのです。

認知の歪みは思考から作られます。

発達障害の子どもを持つ親のあなたは、
発達障害のわが子の思考癖を知っていますか?


認知の歪みがある思考は主に4つあります。

1、飛躍思考
2、すべき思考
3、一般化思考
4、両極端思考 

この4つの思考があると、認知の歪みが起こります。

1、飛躍思考とは
事実とは異なるネガティブな結論に一足飛びにいく思考のことです。

例えば、友人が挨拶をしなかった時に、
自分が嫌われているから挨拶をしなかったと捉える思考のことですね。

ただ挨拶をしなかっただけなのに、
一足飛びに自分は嫌われているというネガティブな結論になる思考です。

2、すべき思考とは「〇〇すべき」「〇〇しなければいけない」という思考です。

例えば、待ち合わせには、5分前には行かなければいけないと言った思考のことです。

待ち合わせなので、
時間丁度の人や10分前くらいまでに待ち合わせ場所につけばいいやと
考える人はいます。

この〇〇べき思考があると、
融通がきかず自分の思考を押し付ける傾向にあるので、
トラブルになることも少なくはありません。

3、一般化思考とは、1度や2度あった失敗したことや悪い出来事を、
いつもあっている出来事のように認識する思考です。
この思考があると、「いつも〇〇だよね」「普通はこう思うよね」と言います。

例えば、一度の失敗で「自分はいつも上手く行かない」
「だから何にもしたくない」と言うように、
自分の悪い出来事を、いつもの事のように一般化して考える思考です。

4、両極端思考とは、1か100か、白か黒かと言うように極端な思考のことです。
例えば、テストで100点以外は意味がないと言うような思考のことですね。

発達障害のわが子の認知の歪みは思考に影響されています。

まずは、発達障害のわが子の思考が
どのようなものかを知ることから始めてくださいね。


 
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