こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中のあなたは、
子どもがどうしたいと思っているのかがわからなくて困っていることはありませんか?
発達障害の特性により、
- 感情を伝える言葉がまだ獲得できていないために、自分の気持ちや意見を言葉で表現するのが難しい
- 自分の気持ちに気づいていない
- 視覚や聴覚などから受け取る情報量が多すぎて、言葉にうまくまとめ上げられない
というようなことがお子さんの中で起こっていて、自分の思いを伝えられなくて困っていることがあります。
でも、発達障害の当事者やグレーゾーンのお子さんにとってはそれが普通のことなので、自分が困っていると思っていなかったり、困っていてもどうしてなかなか言葉にできないのかわからなかったり、それを言葉にできなくてもどかしい思いをしている可能性もあります。
発達障害と定型発達と明確に線引きできるものではありませんが、感覚の違いが大きいために、発達障害の特性のある自分の感覚を周囲の人に説明しても理解してもらえないと感じることも少なくありません。
それで、「やっぱり伝わらない・・・」「自分の感覚はわかってもらえない・・・」という経験を積んでいくうちに、自分の感じたことや考えを他者に伝えようという意欲や勇気が持ちにくくなることもあります。
ですから、発達障害の特性を持つわが子の気持ちを言葉にする力の弱さを感じたら、親であるあなたが必要な手助けをしてあげましょう。
お子さんが”感情を伝える言葉をまだ獲得していない”、”自分の感情に気づいていない”というときは、「誰もかまってくれなくてさみしかったね」「これができなくて悲しかったね」などと気持ちを代弁してあげるようにします。そのためには、親が”今この子はどう感じているのか”に気をつけてみてあげてくださいね。
すると、今感じている気持ちと「さみしい」「悲しい」という言葉が結びついて、少しずつ気持ちを言語化できるようになっていきますよ。
続けていくと、子どもは『親は自分の気持ちをわかってくれる』という親に対する信頼感にもつながっていきますよ。
あなたの幸せな子育てを応援しています。