こんにちは。発達障がい支援センターの水野幸子です。
発達障害のあなたは、毎日どんな服を着ればいいのか迷っていませんか。
・寒さ暑さが分からない
・色の組み合わせが分からない
・小物の合わせ方がわからない
・冠婚葬祭の時に服装を注意されたことがある
など、普段の毎日の服装、仕事の時の服装、冠婚葬祭などドレスコードがあるときの服装で困っていることがありませんか。
私はいつも季節の変わり目に去年はこの時期何を着ていたかな?と考えています。
そして、毎回毎回、なんで覚えていないのかなと、自分で自分に苦笑いをしています。
では、服装の悩み事にはどのように対応していけばいいのでしょうか。
インターネットやアプリを利用する
明日の天気にあった服装
明日の天気に合う服はなんだろう?と迷ったときは、明日の服装と検索をしたことがあります。
スマホでもパソコンでも、自宅の地域が登録されていれば、それでいくつか候補が上がってきます。
絵で表示をしているサイト
言葉で表示をしているサイト
朝、昼、夜の服装を教えくれるサイト
写真のコーディネイト付きで、購入サイトにリンクが貼ってあるサイト(不要な服を購入しないように気を付けましょう)
色々なサイトがあります。
その中で、発達障害のあなたが分かりやすいサイトを選びましょう。
その時に、もっと分かりやすいサイトがあるかもしれないと、次から次へとサイトを見に行くのはやめましょう。なぜならサイトはたくさんあるため、切りがないからです。
3~5サイトまでと決めて、その中で分かりやすいと感じたサイトを参考にしていきましょう。
自分にあった服装
自分の好みを登録し、服をレンタルすることができるサイトがあります。
実際に利用をするには費用がかかります。
発達障害のあなたが、普段から服装にいくらの金額を使っているかにもよりますが、プロのスタイリストがあなたの好みに合わせたコーディネイトをしてくれます。
好みを知らせるためには、最初に登録が必要です。
その登録が正しくできないと、あなたにあったコーディネイトは正しくしてもらえないです。
ですので、発達障害のあなたのことをよく知っている親御さんやお友達など、あなたが信頼しているかたと一緒に登録することをお勧めします。
実際に利用をするときは、利用規約など基本的な利用の仕方をしっかり理解してから行いましょう。
利用の仕方を間違えたために、レンタルできるはずの服を購入することにならないように気をつけましょう。
お店のスタイリストを頼る
発達障害のあなたには、普段から服を買うときはこのお店など決まったお店はありますか?
いつもその時の気分で買うお店が変わりますか?
実際にお店に行ったときに、お店の方に相談にのってもらうのも一つの方法です。
・自分に似合う服装を知りたい
・○○に行くときに着る服を探している
・今着ている服に合うトップスが欲しい。ズボンやスカートが欲しい。
等、伝えていきましょう。
お店の方も、漠然としているとコーディネイトができないので好みなど聞いてくれます。
できるなら、予算もお伝えしておくと、気にいったのに予算が足りなかったということも起こりません。
身近な人を頼る
親御さんやお友達など、発達障害のあなたのことを理解してくれている人に手伝ったもらいましょう。
あなたの好みをよく知っている人に、コーディネイトをしてもらい、一度着て写真を撮っておきましょう。
そうすれば、次に着る時にどんな組み合わせか忘れていても、おなじ組み合わせで服をきることができます。
新しい服を購入することなく、今ある服でコーディネイトしてもらえるので、不要な出費を抑えることもできますね。
毎日同じ服を着る
毎朝、どんな服を着て行けばいいのか考えるのが嫌な方もいますよね。
そんな時は、毎日、同じ服を着ればいいのです。
アップルの創始者、スティーブ・ジョブズ氏は、毎日同じ服を着ていました。
同じ服を着回しできる枚数を持っていれば、コーディネイトに悩む必要はありません。
服装に悩む時間が節約できるようになります。
余分な服がないのですから、クローゼットの中も片付きます。
発達障害のあなたに、片付けることが苦手な特性があるのなら、服装と片付けの悩みが解決することになりますね。
観念を緩める
観念とは主観的な価値観のことです。
あなたが持っているあなたの価値観。あなたの思い込み。あなたの考え方の特徴を表します。
発達障害のあなたには
・毎日違う服装にしなければならない
・いつもおしゃれでなければならない
・かわいいね、かっこいいねと言われたい
・流行を取り入れなくてはならない
というこだわりがありますか?
服装にこだわりがあるのに、服装のコーディネイトができない、苦手というのは苦しいですよね。
その苦しみをやわらげていく方法は、発達障害のあなたのこうでなければならない、という観念を緩めることです。
先ほど挙げた4つのこだわりを緩めるとどうなるでしょうか。
・毎日同じ服装でもいい
・いつもおしゃれでなくてもいい
・かわいい、かっこいいねと言われなくてもいい
・流行を取り入れなくてもいい
という考え方を想像すると、どんな服装でもいいとなるので、すごく楽になりますね。
このブログが服装に悩んでいるあなたのお役にたてれば幸いです。