こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
会話が苦手、相手に誤解される、相手を怒らせてしまう、という悩みは発達障害がある人の多くが持っています。
人は会話をするとき、言葉だけではなく、声のトーンや表情、しぐさなど言葉以外の情報から、相手の感情や伝えたいニュアンスを読み取っています。
人が人とコミュニケーションをとる時、言葉による情報よりも、言葉以外の情報を多く活用していて、言葉以外のいわゆる非言語によるコミュニケーションの割合が9割以上と言われています。
発達障害がある人は、相手の表情を読み取ったり、話し方の変化に気づいたりすることを不得手とするために、相手が言っていることの意味を汲み取ることができす、空気が読めないと言われたりします。
いわゆる社交辞令というものがよくわからずに、相手が「また今度お会いできたらいいですね」といった時に、相手は社交辞令で言っただけでまた会う気はないのに、それを言葉通りに受け取って期待する、ということが起きたりします。
感覚的には相手の言動を理解することができなくても、さまざまなコミュニケーションのパターンを学んで覚えていくことで、人と上手に付き合う術を身に着けることは可能です。
相手の話をよく聞き、相手が何を言いたいのかを理解しようとすることに徹するのもコミュニケーションを良くする一つの方法です。
お互いを尊重し、お互いを思いやる気持ちが、コミュニケーションを改善する第一歩です。
こんな時はどうすればいいのか、どう考えればいいのかがわからない、という時はぜひカウンセラーに相談してみてください。