こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中のあなたは、発達障害の特性を持っている子どもが、
- どうしてなかなか宿題をやらないのだろう?
- 簡単にできそうなことなのにどうしてなかなかとりくもうとしないのだろう?
- うちの子はサボりぐせがあるみたいだけど、このまま大きくなってちゃんと仕事ができるようになるのかしら?
と心配に思うことはありませんか?
発達障害の特性があるお子さんは、
自分の興味のあることには集中できるけど、興味がないことにはなかなか集中しづらいことがあります。
学校から課題が出たとしても、
その課題に対する好き嫌いや得意不得意の差も大きいので、
嫌いなものや興味がわかないもの、苦手なものには、極端に集中力が下がったり手がつけられないといったことが起こる場合があるのです。
特に、ADHD(注意欠如多動性障害)の傾向で不注意や衝動性の傾向が強く、自分の興味・関心に合わないことだと、すぐに注意がいかなくなったり、やる気が起きづらいといったことが起こってきます。
そして、ADHDの多動性や衝動性が強いと毎日のように同じことが繰り返さなければいけないような単純作業が苦手になってくるので、どうしても続けることが難しいということも起きてきます。
このように発達障害の特性でやる気がなかったりサボっているように見えるお子さんに、
あまり無理に苦手なことをやらせようと親御さんががんばりすぎてしまうと、親も子もどちらも疲弊してしまうといったことにつながるので気をつけてくださいね。
発達障害の特性でどうしても苦手でできないんだな、と思われることは無理にやらせることよりも、
できることをスモールステップでやっていこうと考えたり、
ここまでできないといけないという基準を下げたり、
ごほうびを考えたり、
なぜやらなければいけないのか、というやる目的を親子で一緒に考えてみると効果的なこともありますよ。
どうしてもできないことがあっても、
できているところに目を向けてあげたり、
兄弟など他の子と比べないように気をつけたり、
その子の存在自体を認めてあげることを忘れないようにしてくださいね。
こちらの記事も参考にされてくださいね。
やる気スイッチの入れ方5選
どうしても発達障害の特性をもつ子どもの子育てでどうしたよいかわからないというときは、
発達障害の専門のカウンセラーに相談するという方法もありますよ。
あなたの幸せになる子育てを応援しています。