心理カウンセラーのブログ

アドバイスが苦しい

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 こんにちは、
 発達障がい支援センターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。

 あなたは発達障害の子どものことについて悩んでいる時、どんな言葉をかけてもらえたらうれしいですか。

 やさしい言葉が欲しい、はげましの言葉が欲しい、共感の言葉が欲しい、何も言わずにそっとして欲しい、など、人によって周りからどんな言葉をかけてほしいのか、どんな接し方をして欲しいのかということはそれぞれ違うと思います。

 世の中には、アドバイスをしたがる人がたくさんいます。

 「療育をがんばった方が良い」「もっと子どもの話を聞いてあげればいい」「専門の病院に行った方が良い」などなど。

 世の中には、はげましや同情をしたがる人がたくさんいます。

 「今だけがまんすればいい」「あなたならできる」「将来は天才になるかもしれないよ」「それは大変だね」「よくそんな状況で頑張れるね」などなど。

 これまで試行錯誤して、いろんなことを試してきているので、アドバイスをされても「それができないから困っているのに」と感じて悲しくなることがあります。

 これ以上がんばれないところまで頑張っているのに、これ以上はげまされてもむなしくなるだけだし、同情されたら悲しくなるだけだと感じることがあります。

 周りの人はあなたのことを何とか助けたいと思って、言葉をかけてきます。

 ただ、十分な理解ができていないから、かえってあなたを傷つけるような言葉になることもあります。

 相手に理解を求めても、当事者でない人に理解してもらうのは、簡単なことではありません。

 関心を持ってもらえているという事実に感謝し、ありがたいアドバイスだけを受け取り、あとは聞き流して忘れてしまうくらいにしていれば、相手の言葉に苦しめられることは少なくなります。

 

 こんな時はどうすればいいのか、どう考えればいいのかがわからない、という時はぜひカウンセラーに相談してみてください。

 
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