こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中のあなたは、
子どもに何か聞いたり質問したりしたときに、
すぐに答えが返ってこなくてイライラしたり、
「早く返事をして!」と子どもに言ってしまうことが多くありませんか?
発達障害(神経発達症)・ASD(自閉症スペクトラム)の特性を持っている持っているお子さんの中には、
聴覚情報処理遅延と言って、耳で聞いた情報を頭の中で処理して答えを考えて話すまでに時間がかかるという特性があることがあります。
それで、聞かれたことに答えるまでに時間がかかるということが起きるのです。
発達障害の特性持つ子どもの親がこの特性を知らないことで、
「答えはまだ?」
「すぐ答えられるでしょ!」
「なんですぐに答えないの?」
そして、と言ってしまうと、言われた子どもは追いつめられた気持ちになったり、自信をなくしてしまうことも心配されます。そして、子どもの自己肯定感が下がってしまいます。
子どもに聞いたことに対してなかなか答えが返ってこないな、と気づいたら、聴覚情報処理遅延を疑ってみてください。
そして、子どもから返事が返ってくるまで待ってあげるようにしてください。
子どもが自分の特性を理解できるようになり、人と関わっていく中で、
「自分は今考えているところだから待ってちょうだいね」
と自分の特性や状況を周りの人に伝えられるようになることが大切です。
あなたが幸せになる子育てを応援しています。